年代ごとに、何を目指して親が行動すればいいかの指針 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、湿気が高くじめじめして、不快指数が高い日でしたね。洗濯物、外に干したのにスッキリ乾きませんでした。

 

年齢の小さいお子さんのお母さんとお話しをする機会がありました。将来的にどうしていけばいいのか、わからくて不安だというお話をききました。

 

ついつい目の前の問題や悩みの解決に時間も気力も奪われてしまいがちですが、年代ごとに、親が何を目指して行動すればいいかを、まとめてみました。

 

≪乳幼児期≫

診断を受けたばかりで、ショックを受けて何も手につかないかもしれませんが、子どもはどんどん成長するので先のことを考えて準備をしましょう。幼稚園、保育園、通園施設など、情報を集めて、その後、実際に見学体験に行きましょう。

 

≪保育期≫

幼稚園などの普段の生活の場以外に、療育先、相談先を探しましょう。年長の春には、小学校入学に向けて、就学相談を受けるので、年少、年中のうちに、小学校の支援級、普通級、養護学校の小学部の見学を親だけでいいのでしておきます。地域へのオープンスクールや授業参観、運動会などを利用するといいですね。入学後に利用する、放課後デイサービスや通級教室の体験も年明けから出来るので情報収集しましょう。

 

≪小学校時代≫

学校生活の他に、療育や放課後デイサービスを利用しましょう。余暇活動やお手伝いなど、将来的に自立につながるスキルを身につけてもらいましょう。中学進学に向けて、小学校入学と同じく情報収集、体験をしましょう。

 

≪中学校時代≫

仕事や高等部通学に向けて、体力作りを意識する。進路は、養護学校、公立、私学高校、全日制、単位制、定時制、通信制、サポート校など種類がある。子どもの意思も確認しつつ、1、2年生のうちに、見学体験をしておく。行かせられないところの見学に子どもを連れて行かない。養護学校ご希望する場合は、手帳を早めに取得しておく。通学の準備で電車等の公共交通機関を使う練習をする。

 

≪高等部時代≫

お金の価値、労働の対価でお金がもらえることを、お小遣いやお手伝いを使って理解させる。買い物、PASMOチャージ、散髪などお金の使い方も学ぶ。養護学校なら、卒業後は、事業所か企業に福祉枠で就労です。高校なら、さらに上の大学や専門学校をめざすか、障害者手帳を取得して、就労移行支援事業所に入り企業就労を目指す方法があります。子どもにあった就労先を、親がある程度見極め、通うのは子どもなので、子どもの意見を聞く必要があります。


≪成人≫

親亡き後を考えて、身辺自立や親以外の人からの支援を受ける練習をしておく。出来ないことがあってもいいので、福祉資源をうまく使いましょう。体調管理やメンタルのことでヘルプを出す練習をしておくのも大事です。


以上、思いついたことを書いてみました。

 

年代ごとに、何処を目指すのか、子どもの状況と、親の加齢・体力を加味して準備をしていくことが大事になると思います。我が家も、10年後、息子がグループホームに入る事を目指して、身辺自立のスキルアップを心がけています。

 

【クスっと、コーナー】

 

以前イボにナスが効くとと聞いて、息子の指に塗っているのですが、それが嫌な息子が、こんなイラストを描いていました。

 

 

最近ハマっているゲームキャラのお化けの「テレサ」が、ナスが嫌だと、息子の代わりいっています。かわいい、拒否ですね。

 

追伸

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