LADです。今日は、お天気がスッキリしませんでしたね。気温は、落ちついたのに、風がつよかったですね。
療育手帳について、幼稚園にお子さんを通わせているお母さんより、質問がありました。「療育手帳をとるメリット」を教えて欲しいというのです。私の経験ですと、お断りして、以下のアドバイスをしました。
療育手帳は、自閉症という発達障害に出る手帳ではなく、知的障害に対して出るものです。なので、検査は、発達程度を判定するWISC検査でなく、「田中ビネー式」という検査でおこなわれます。
IQは、「51~60」などと、幅のある範囲で結果がだされます。子どもが小さいと「定型発達の3歳半程度の知能」なとどいう言い方もされます。
療育手帳は、支援が必要であるという公的な証明になります。とったことを、誰にも報告する義務はないので、親や本人が必要な時、使いたい時に使えばいいものです。
相談のお子さんは、言葉もしゃべるし、ある程度やり取りができて、お友だちと遊ぶこともできる高機能タイプです。なので、療育手帳もとれるかとれないか、ぎりぎりではないかと、いわれているそうです。
≪療育手帳をとるメリット≫
〇福祉サービスを利用する根拠となる。療育手帳があることで、支援を必要としている人であると認められる。ただし住んでいる市は、療育手帳が無くても、発達障害の診断があれば、福祉サービスの受給者証は出る。
〇養護学校や県立高校のインクルーシブ校の入学資格が得られる。住んでいる県では、養護学校は、手帳の判定の重さで優先順位がある。
例:養護学校の半径2キロ以内のA判定の子が優先入学できます。療育手帳がないと、入学希望者が多い場合の抽選に参加できない等。
〇就労の際、企業、特例子会社で、障害者枠での雇用をしてもらえる。入社の時に、療育手帳のコピーを提出しました。
〇各種割引が効く。区分によって使える割引がちがうが、タクシー券、バスの運賃、電車の運賃割引、入場料や駐車場の料金割引など、色々あります。新幹線の乗車券やUSJ入場料などは、かなり割引になりました。
〇顔写真付きなので、身分証明書になる。免許証を持たず、学生証(養護学校)にも、写真が貼ってないことが多いので、マイナンバーカードをつくってないなら、銀行口座を作る時などに、身分証明書になる。
学校や会社へ出る時に、子どもの説明をするときに、療育手帳があることが、支援の必要な子(人)である証明になります。障害は、様々で子どもの状況は違いますが、支援の必要性の公的な区分として、療育手帳があります。
以上が、療育手帳をとるメリットというか、とったあとに、色々役だっているというお話をさせていただきました。
【クスっと、コーナー】
昨日の療育手帳更新の時に、息子が、家に置いていった、「ぬい撮り」で使う、ぬいぐるみです。
ポケモンや妖怪ウォッチの姫シリーズで、15体以上あります。出かける前に、「今日は、療育手帳の更新だから、遊びじゃないんだよ。連れていかれないから、お留守番していてね」と、話かけてました ( ´艸`)
追伸
ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。