自閉症の子への接し方のポイント | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も暑かったですね。グリーンカーテンのキュウリに花が咲いて、小さい実がなっていました。今年は、暑いせいか、野菜の成長が早いです。

 

 

明日、親の会の関係で、保育を目指す学生さんへ、自閉症の親として、お話しをします。そのレジメから、抜粋しました。

 

≪自閉症の子への接し方のポイント≫ 

 

〇 一度覚えてしまったことは、忘れ(抜け)ないので、小さいから、分からないだろうと、ウソでごまかさない。

 例:「後で」と言って、その場逃れをする。「ちょっと待って」といって、長時間待たせるなど。これを続けると子どもに信用してもらえなくなる 

 

〇 子ども一人一人のアセスメントをとる。

→「よく子どもの様子を観る」ことが大事。観察、評価をきちっとする。問題行動だけを見るのではなく、その前に何があったのか。起こった後に、周りがどう対応したかを観察すると対応が見えてくる。

 〇 「何度注意しても直らないです」は、子どもに問題があるのではない。支援者側の問題と考えます。

→支援者が、その子に理解できるようにこちらの意図を伝えられていない。例:「やっちゃダメ!」と注意だけしていて、何をするべきかを具体的に言っていない。 立たない→座ってください。走らない→歩いてください。

 

〇視覚優位な子たちなので、言葉だけでなく、本人にピンとくるもの、見本の動作をして見せる

 → 例:「外へ行こう」と言っても動かない。子どもの外靴を見せて誘う。 「道路の端を歩いて」でダメなら「塀に沿って歩こう」といって他の子に先に歩いてもらう

 

〇一度に、2つの事を言わない。

  → 続けて言うと前の事を忘れてしまう。例:「手を洗ってから、コップを持ってきて」でなく、「手を洗ってね」洗えたら、「コップ持ってきてください」という方が指示が通ります。

 

〇早口で語彙を強くいうと「叱られている」と思って、指示が入らない。

→ 「怖いから逃げよう」という思考になってしまう。「〇〇くん」と名前を呼んで、落ち着いた声で、呼びかける方が指示が入る。

 

〇自閉症の子は、相手の気持ちを瞬時に見分けます。

→不安になったり「どうしよう」と思うのでなく、一緒に楽しむ気持ちを持つといいです。対応に迷ったら、自閉症の子と同じ動作や言葉をかけてみてください。

 

以上、具体例を挙げて、イメージしやすくすることにポイントをおきました。何人の学生さんの前で話をするのか、今から、ドキドキです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

ミスタードーナツの季節限定「濃厚抹茶ティラミス」をお土産に買ってきたのですが、パウダーチョコがてんこ盛りで、食べるとこぼれしまいそうでした。

 

息子に、そのまま皿にだしてみたら、「チョコこぼれそうで、食べられません」と、言われてしまいました。

 

チラシを下にひくことを提案したところ、さくっと自分でとりにいって、美味しそうに食べていました。こういう時に、人の指示ですぐ動けるのは、息子のいいところです。

 

 

追伸

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