LADです。今日は、すごい雨でしたね。小・中学校は、休校になりました。娘は、休校を願っていたようですが、高校生は、普通に学校ありました。
親の会の自閉症啓発デーの報告を作っていたのですが、去年つくったビブスの写真が出てきました。会員のお母さんのデザインです。子どもが、ミニカーを並べるピクトグラムがかわいいですよね。
親の会にもはいっていますし、息子の自閉症もオープンにしているので、相談をよく受けます。
先日も、診断は出ていないけれど、お子さんが小学校にいけなくなってしまっている親御さんからの相談を受けました。
まずは、息子さんの家での様子をうかがって、学校へいけなくなった原因があるかを確認しました。お子さん本人も、特にとう原因があるわけてないといっていますが、昨年度末に、学校へいったり行けないを繰り返した時には、「クラスでうまくいかなったことがあって、僕は、駄目な子だ」的な発言があったそうです。
担任の先生や不登校担当の先生は、連絡をこまめに取ってくれたり、家庭訪問もしてくれているそうです。子どもも、「今学校でなにしてるかなあ、宿泊学習、いつだろう」的なことを口にすることもあるそうです。学校への興味は失ってないことが確認できました。
お子さんは、買い物や、家族で遊びにいくことも嫌がり、家にいる時は、ゲームやYouTubeを見て過ごしているそうです。食事は、家族と食べられているそうです。
以上の事から、今後、どうするか、子どもへのアプローチと登校するために、学校に何を頼むのかを整理してみました。
≪子供へのアプローチ≫
○学校への興味はあるようなので、学校のスケジュール的なものを、こまめに本人に提示して、興味のある行事から、参加する。
→宿泊学習の予行演習の野外炊事から。
○本人に自信がない、クラスに居場所が無いと感じている
→クラスメイトから、「同じグループになった〇〇だけど、一緒に野外炊事に行こうよ、居ないと困るよ」的な、手紙を書いてもらう。もしくは、先生から、「○○くんが、来てくれないと困る」というような、自分を求めている人が居る、自分の学校での立場を本人がイメージしやすいように、明確にして確保する。
○学校の中に逃げ場や、憩いの場・味方の先生をつくる
→保健室や図書室など、クラスでない、逃げ場、クールダウンできる物理的場場所と、この先生なら、自分の不安や苦しさを分かってくれるという担任以外でも、コーディネーターの先生もしくは、図書館司書、養護の先生をつくる。
○「学校に行く」のは、丸々1日でなくていい。好きな図工と体育から、給食だけでもいい。「帰りたい」といえば、帰っていいという環境を作る。真面目な子ほど、ずっと6限目までいないといけない、「それは無理・・・」と、プレッシャーになってしまう。
○学校以外の選択肢があることを教える。教育員会の不登校の子の通級(出席日数にカウントされます)、フリースクール、家での通信学習等。他の子は、学校で勉強そしているし、将来的なことを考えるとゲームだけでなく、勉強をしないといけない事を、理解させる。
○やることは、自分で選ばせる。人に強要されるのでなく、自分から選んだことは、モチベーションが違います。「何?」とか「どうするの?」でなく、子どもがイメージできるように、具体的な選択肢を提案しましょう。
→「ゲームは、何時間やる。1時間、それとも2時間?勉強は、午前中にやる。おやつ食べた後にやる?来週1回学校にいくんだけど、何曜日ならいい?」など。
≪学校へ何を頼むか≫
○1日学校行くのでなく、出たい教科だけの参加を認めてもらう。「投稿しても、帰りたいと本人がいったら、帰っていい」という事を保証してもらう。
○子どものこどだけでなく、親のメンタルや兄弟児のことも、相談にのってもらう。スクールカウンセラーや相談室の利用
○先々の行事で、子どもへのかかわり方を、どうしたいか、学校と入念に打ち合わせをする。学校は、子どもに学校へ来て欲しいので、いろいろこちらの希望を吸い上げてくれようとします。
→うちの子は、争いごと嫌いなので、騎馬戦は見学でいいですとか、バスの社会科見学は、車酔いするので、親が連れていくので電車で行っていいですか等。先に、学校と打ち合わせをしておけば、子どもに「騎馬戦でなくていいから、運動会でよう」とか、「社会科見学、バスのらなくていいよ、お母さんと電車いこう」などと、子どもにいえれば、不安がすくなるなります。
○今年度だけでなく、来年度に向けての打ち合わせを重ねる。いじめられたり、嫌なことを言われるので、この子とは一緒のクラスにしないで欲しい。近所の子の子なら、一緒に居ると安心するようです。男の先生でなく、女の先生でお願いしますなど、色々お願いしていいのです。全部が通るとは限りませんが、こちらの希望を言わないといい環境は、もらえません。
今の学校は、普通級でも、不登校や特別支援に対する配慮や支援をいろいろ準備してくれています。親が、それをうまく、聞き出し、自分の家の子にあった支援をカスタマイズする感じですね。
以上です。
不安なら、学校の先生、コーディネーター、教育委員会の相談室、外部の専門家など、色々な方に相談にのってもらい、連携してもらいましょう。子どもへの支援は、親だけががんばらなくて大丈夫です。
相談者の親御さんも、「いろいろやってみようと思います。意外な考え方もあるんですね」と、前向きな発言をされていたので、よかったです。
【今日のいいとこ探し】
息子の会社がどういう基準でお休みや自宅待機になるのかわからなかたので、昨日、息子に聞いてきてもらいました。いたってシンプルな答えでした。
「大雨警報」は、会社へ行く。「暴風警報」は、自宅待機で、会社からの連絡を待つ。
以上だそうです。どういうルールか、はっきりさせておかないと、台風シーズンなど、心配だったので、はっきりわかってよかったです。
追伸
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