自閉症の特徴「こだわり」について学ぶ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、娘の高校のクラス会とPTA総会に出てきました。担任の先生と、娘の普段の様子がきけてよかったです。

 

昨日の夜に出た勉強会で、自閉症の特徴である「こだわり」について学んだことがとても興味深かったです。

 

≪こだわりの種類≫ 

 

○ダウン症:自分のペースで、相手を動かしたい時に、駆け引きとして「こだわり」を使う。

 

○アスペルガー症候群:自己主張や自己弁護に使う

 

○自閉症:安定剤・安心するために使う。

 

アスペルガー症候群、ダウン症は、周りの人を巻き込んだ「こだわり」が多く、自閉症の人は、経験に基づいて、自分で解決することが多く人を巻き込まない、自分の満足の為の「こだわり」が多い傾向にあるそうです。

 

≪こだわりを作らない工夫≫

 

一番最初のこだわりは、「道順」が多い。実は、これ親が「こだわり」を作ってしまっているというのです。

 

例)いつもスーパーへ行く道が決まっていて、家を出て左からも、右からもいけるのに、右へ曲る道しかダメ。左へいくと大騒ぎ。子どもの「こだわり」で、仕方ないので右からしか、スーパーに行かない。

 

小さい子どもは、経験がないので、左へ曲がってもスーパーに行けると知らない。なので、右側からばかり行かないで、最初から左へも行っておくとよかったということだそうです。

 

まあ、行きつけのスーパーへわざわざ毎日道順をかえて行かないと思うのですが、例え話です。

 

親が、この方が騒がないから、その方か楽だからでなく、様々な経験を用意してあげるのが、コツだそうです。

 

先ほどのスーパーの道順なら、無理強いでなくていいから、「今日は、右の道からでなくて、左に曲がって、ポストによってから、スーパーに行くね」などと、違う道でもスーパーに行けることを体験させれば、「こだわり」は、経験で、うすれていくそうです。

 

確かに息子も、小さい頃の方が、「こだわり」や「パニック」が多かったです。年齢が上がり、経験や知識が広がると、自分の記憶だけに頼らす、人に聞いたり、調べたり、人に助けてもらうことが出来るようになってきました。

 

そうすることで、人や社会とのつながりも生まれますし、生きやすくなっているように感じます。

 

ただ、自分の記憶に頼らなくてもよくなってくると、すっかり記憶力が弱まっています。子どものころのような、駅名や地名を全部覚えるとか、パズルを裏返しにできる、見たものは全部記憶とかの「超」記憶力は、無くなってきました。それでも、私たちよりは、記憶力は、良いのですが・・・・・

 

自閉症の記憶力の良さは、自分の力だけで生活するために、磨かれる才能なのだと思います。

 

【クスっと、コーナー】

 

ガイヘルさんと、傷心旅行に出かけた息子。それでも、すっかりお出かけを楽しんだようです。

 

帰って来て、「お母さん見てみて、今日、僕ラッキーなんだ!」と、元気いっぱいな息子が見せてくれた写真がこれです。

 

 

なんでも、京急線の「イエローハッピートレイン」という、超レアな黄色い電車で、ポケモンの「サンダース」と一緒に、黄色繋がりで「ぬい撮り」したそうです。

 

傷心でなく、楽しいハッピーな旅になってよかったです。

 

追伸

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