子どものお手伝いから、働く意欲につなげる方法 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、暖かったですね。玄関横のチューリップですが、大きく伸びて花芽が出ていました。

 

3週間前の写真

今朝のチューリップ、まん中に花芽があります

 

先日の勉強会で、幼稚園の子に、お手伝いの手始めとして「タオルたたみ」をやらせてみたら、うまくいかなかったという相談がありました。

 

それに対しての答えが、ゆくゆく働くということに繋がっていく内容だったので、以下に書いておきます。年齢、理解力ごとにステップアップするのが大事だということがわかりました。

 

≪技能的支援≫

ただ5枚をたたむことをうながすのでなく、籠などに入れて枚数を見れるようにして、仕事量をはっきりさせる。終わったら、入れる籠を用意します。1~5の数字の上にタオルを置くなど、フィニッシュをわかりやすくする

 

≪親と一緒に作業する支援≫

やりたくないから、やらないでは、ダメで、「嫌でも、やりたくない事でも、やらないといけない」ことがあることを教える。親が手を添えて一緒に終わらせるのでいい。子どもが出来るようになったら、手伝いの工程を、1つづつ減らしていけばいい。

 

≪はげまし方、気持ちの作りかた≫

叱ったり、はげまして親からやらせるのでなく、「終わりの心地よさ」をつくる。「満足感」を与える指導が大事。心地よく終わると次の意欲につながります。

 

例)最初は、2枚から始めて、次に3枚、4枚とスモールステップで、増やしていく。終わったら「よくできたね」と褒める。途中でやめたそうにしたら「残っているね。最後の1枚やろうよ・・・」と声かける。出来たら、「最後までやって偉かったね。やったね」と褒める。

 

≪まとめ≫

仕事もお手伝いも、「子どもの中に、やりたい気持ちがない」と、ダメです。親が焦って、「強要したり、誤魔化してやらせたり、交換条件」を出さないようにしないと、子どもの中に「駆け引きが大きく育ってしまう」ので要注意。

 

与えられたこと、指示されたことを、無条件で受け入れらる人に育てることが就労に繋がるそうです。やらなければいけない時がある、嫌だけど、ここまで頑張ろうと、「我慢」ができる人になるのが、目標ということですね。

 

自分のやったこと(お手伝い・仕事)を、他人に評価してもらい、褒めてもらえることを、「うれしい、つぎもっと頑張ろう」と思えるようになっていると、自分から「働きたい」という意欲につながると思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

今日は、放デイの和太鼓サークルの最終日でした。みんなからの色紙をもらい、先生からお花もいただきました。

 

お礼のお菓子と一緒に、「今までありがとうございました」と、お礼もきちっと言えました。

 

「卒業しても、OBとして参加していいよ」と、言ってもらえたので、このまま続けていこうと思います。大人になっての余暇をまた見つけることが出来ました。よかったです。

 

追伸

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