児童と老人の施設見学の共通点を上げてみました | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、実家の私の母と、親戚の為の老人ホーム見学に行ってきました。

 

母が、どこを見ればいいのかわからないというので、ポイントを挙げて見学しました。これは、療育や放課後デイサービスを見るのも同じ様なことだと思います。

 

≪施設見学のポイント≫ ※ 「→」:老人 「⇒」:子ども

 

○アクセス、交通の便のよさ、駐車場の確保がされているか。

 

 →お見舞いに行きやすいか。車で行くことが前提なら駐車場も考慮

 ⇒療育などで、子どもを連れていくなら、子どもの負担にならないか。

   放デイなら、送迎がしっかりしているか。

 

○見学時のスタッフさんの態度、挨拶の様子を観察する

 

 →見学に行った時に、当たり前のように、挨拶してくれるか、こちらを

   向いたり、仕事の手をとめて挨拶してくれているか。笑顔かどうか

 ⇒上記のことの他に、服装をチェック、動きやすいかどうか。

 

○利用者さんとのスタッフさんとの距離感、接し方を観察する

 

 →リビングに一緒に座って、話し相手になっているか、利用者さんの

   声がけにすぐ反応しているか。やりたくない(拒否)を認められて

   いるか

 ⇒子どもの目線で、一緒に活動しているか。大人のいう事を聞かせ

   ることを優先していないか。気持ちを待てるか。

 

○施設の状態。施設内の衛生、清掃の状況

 

 →汚れや匂い(汚物の匂いや空気の洗浄状態)の確認。トイレや水

  まわり、階段や廊下が目安になります。古くても、きれいに掃除がし

  てあることがポイントになります。施設の古さを問題にしない。

 ⇒上記と同じく古さは、問題でない。安全対策がとれているか、クー

   ルダウンできる別部屋があるかポイント。

 

○施設長と利用者、スタッフが親しく話しができているか

 

 →施設長が、偉そうにしているのでなく、同じ目線に立っている施設

  は、問題解決への対応が早く、ストレスが溜まりにくいと思います。

  利用者・スタッフのニーズに気づきやすい環境ということです。

 ⇒上記と同じこと、あと、スペシャルニーズな子どもへの理解と愛が

  感じられるかどうか。トップの姿勢が、施設の運営をきめます。

 

○こちらかの質問に明快に、答えられるか。マイナスのことをはっきり口にだして説明できるか。

 

 →すべての条件がいい施設などありません。自分の施設のことを、

   長所と短所をきちっと包み隠さず、話ができるかどうかが、健全経

   営なのかどうかの判断材料だと思います。

 ⇒上記と同じことが言えます。また、個別対応についての質問をし

   て、「出来ます、出来ます、やります」という安請け合いでなく、「こ

   こまではできます。これ以上は、対応しかねます」と、ちゃんと受け

   答えできれば信頼度は高いと判断できます。

 

○費用の面が細かく説明できるか。基本料金(住居費・福祉サービス代・食費等)以外に、実際どのくらいかかるかを聞いてみる。

 

 →介護度や自己負担が同じ方で、MAXいくら払っているかを聞いて

  おくと目安になります。オムツや生活品(シャンプーや洗剤など)の

  費用がどうなるか聞く。施設側が用意すると高くなる傾向があり

  ます。安ければいいという探し方でなく、費用とサービスが比例し

  て、コスパのバランスがとれている施設を探すことが大事だと思い

  ます。

 ⇒児童の場合は、あまり差がないと思いますが、キャンセルの場合

  や別途のサマープログラムやレクリエーション分の費用のことなど

  も、聞いておくといいですね。

 

老人ホーム探しに、児童の施設選びが役立つと思いませんでした。職員さんやケースワーカーさんとも、緊張無く話せるのは、息子の方で、福祉サービスを使っているおかげだと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

息子が学校から持ち帰った作品です。お正月につくったそうです。いのししや縁起物のダルマやおめで鯛、イセエビ、富士山もフェルトで作ってコルクボードに貼ってあります。

 

 

息子が説明してくれたのですが、ピンクのダルマのお腹には、「恋」の文字、いのししの目には、男の勲章の傷、イノシシが、小さい小さいウサギを鼻の上に乗せています。全部、意味があって、作りこんだことを説明されました。

 

アート作品は、本当に、こだわって作っているのがわかりました。