就労移行支援事業所のタイプ別の特徴 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。明日、関東地方でも、雪が降ると天気予報でいっていましたが、ご近所で菜の花が咲いていました。春は、近くまで来ているのを実感しました。

 

 

就労移行支援事業所の合同説明に行ってきました。複数の事業所の説明が一堂に聞けたので、とてもよかったです。

 

その話の中で、就労移行支援事業所に特徴があることがわかりました。自分のうちの子の状態、気持ち、親の意向とマッチしたところを選ばないと、成果がでないと思います。

 

≪選ぶ際のポイント≫

 

○発達障害を受け入れて居るかを確認。実際に利用している人(した人)がいると、障害特性に理解があります。発達障害の人、精神の人、知的の人の支援は、それぞれコツがあります。

 

○通勤に無理がないこと。毎日のことなので、大事なポイントです。企業就労に向けて、通勤練習を、目的にする場合は除く。

 

○実際に、見て体験して決める。まず親が話を聞きに行って、事業所の様子を見て、スタッフの対応や方針を確認する。納得出来たら、その後、子どもを連れて見学もしくは体験に行く。そこで子どもが気に入ったら、実際に実習(1~2週間)をさせてもらう。

 

○就労移行支援事業所の利用は、4月からでなく、年度の途中でも月単位で出来るので、焦らず納得いってから契約する。

 

≪就労移行支援事業所のタイプと子どもの傾向≫

 

○座学が多く、ビジネスマナーやソーシャルスキル、OA機器のスキルアップ、グループディスカッションなどに力を入れている。すぐに、実習にはいかないで、1年間ほどトレーニングを積んでもらうことが多い。自己理解や働くとは、どういうことか、心がまえから指導してくれる。

 

 →高機能の子、自分が納得しないと活動に参加したがらない子。サポート校や通信制など、普通に高校生活を送ったが、就労は、障害枠の子。「働いた対価」に、「お給料」をもらうことが理解出来ていない子。

 

○受注作業や自主製品制作、清掃業務など、作業をメインに日課が組まれている。実践的なので、ハローワークの障害者就労で、マッチングがよければ、早い段階で実習に出れる。

 

 →療育手帳をもっている、養護学校卒などで、「働く」ということを、理解できている子。校外実習に複数回出ている子。作業に適性がある子。

 

○作業や講義より、本人が安心して通えることを主観にしている事業所。カリキュラムに沿うのでなく、本人のやる気、ストレスをかけないメニューの組み立てに、重点をおいて作業を決める。すぐに、実習には出ないことが多い。体、気持ちを「働く」ことに、もっていく。

 

 →引きこもり、不登校だった。日常の生活が乱れてしまっていて、まず生活リズムを整えることが、最優先な子。毎日通えない、短時間しか働けない子。

 

就労移行支援事業所にも、色々なタイプがあることが分かりました。

 

息子も、今行っている、特例子会社の実習がうまくいかなかったら就労移行支援事業所を再度探さないといけません。今日は、いい勉強になりました。

 

【クスっと、コーナー】

 

実習から帰って来て、夕ご飯まで時間があるので、おなかがすくだろうということで、おやつにシュークリームや大福など、息子の好きなスィーツを用意しています。

 

帰って来て息子が「明日だけで、金曜日は、おやつはいらないよ」というのです。どうしてかと聞いたら、金曜日は、実習最終日で、がんばったご褒美に、回転すしに行くことになっています。その時に、お腹いっぱいお寿司食べるから、おやつはいいそうです。

 

3週間の実習、がんばったのですから、回転すし、お腹いっぱい食べてもらいたいと思います。

 

 

追伸

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