「悔しい」「悲しい」「寂しい」を、ごちゃ混ぜにする息子 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。夕方の空に、「彩雲(さいうん)」を見つけました。見えずらいですが、まん中の黒い雲の上に虹のような色が見えます。瑞祥で、観た人に、幸せが訪れるそうです。いいことあるといいですね。

 

 

毎年恒例の清水寺の今年の漢字は、「災」でした。「今年1年の気持ちを漢字にすると?」という質問をテレビでしていました。

 

息子は、「悔」だというのです。なんでかと聞いたら、以下の答えが返ってきました。今年は、沢山「悔しい」ことがあったというのです。

 

ちょっと「悔しい」の使い方を、勘違いしているので、以下の説明しました。どちらかというと息子の「悔しい」は、「悲しい」もしくは、「寂しい」というほうがぴったりくることが多かったです。

 

・春の実習の会社に落ちて「悔しい」

 →○ これは、あっている。自分の気持ちを表せている。

 

・大好きな歌丸さんが、亡くなってしまって「悔しい」

 →× 亡くなって会えないのだから「亡くなって悲しい」か、「もう会えなくて寂しい」

 

・山口たつやさんが、事件をおこして「TOKIO」を脱退してしまって「悔しい」というのです。

 →× 「テレビに出演しなくなって悲しい」とか、「TOKIOが4人になってしまって、寂しい」

 

「悔しい」、「悲しい」、「寂しい」は、見えるものではありません。気持ちの問題や感じ方の問題です。他にも、「やきもち」、「嫉妬」など、親が聞いて意味が「?」な言葉が、少なくありません。

 

知的障害の理解力の問題か、目に見えないものは無いモノの自閉症の特性なのか、この手の言葉が、なかなか正しく息子の中に、取り込まれません。

 

これから、仕事をするようになると、しゃべれる息子は、他の人とのコミュニケーションが増えます。養護学校のように、間違いや勘違いを配慮してくれる環境では、なくなると思います。

 

トラブル回避を考えて、毎日やっている漢字のプリントに加え、少しづづ語彙を増やしていけるような課題を作ろうと思いました。年明けから、息子にやってもらえるように、準備しようと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

放課後デイサービスで、作品展用のビー玉装置を作ったそうです。本当は、自分の電車の絵を描きたかったようですが、グループ作業のビー玉装置作りを、みんなと一緒に最後まで、がんばったそうです。

 

自分本位でなく、周りの様子にあわせられてよかったです。

 

 

追伸

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