LADです。今日は、ずいぶん冷え込みましたね。これが、本来の11月の気温だそうです。空気が澄んでいて、夕日がきれいでした。
高等部3年生のお母さんと顔を合わせると、実習にいったけど、先方から断られて、もしくは、お子さんが「嫌だ、行きたくない」と言って、「卒業後の事業所・進路が決まらない」と、いう話になります。
「このままじゃ、行くところが無い、どうしたらいいんだろう」と、言う話になります。11月で、行き先が決まっていないと、本当に不安です。周りでほぼ決まっている人もいるので、なお更です。
今後、どうすればいいかという話になりました。以下に、こういう風に考え方を切り替えて、子どもに合った進路を見つけようという話になりました。先輩のお母さんのとったケースも挙げておきます。
○企業就労が、ダメだった場合。就労移行支援事業所に、進路を切り替えて、そちらの実習に行きます。
→今の時点では、子どもに合った企業が無かっただけ、まだ本人に企業就労する力がなかったので、4月から企業就労にむけて、就労移行支援事業所で学ぶことが出来ると、捉えるといいと思います。「ダメだった」のでなく、「まだ、力が足りなかったから、就労移行支援事業所で勉強しよう」と子どもに伝えるといいですね。
○事業所(生活介護・就労継続A・B型事業所)は、11月で、決まっていない場合は、3年生で、おそらく、3回実習にいっています。親も子も焦っていて、さらに「もう在宅しかない」と思うくらい、落ち込んでしまいます。
→でも、どこかに、お子さんに合う事業所があるはずです。今まで行った事業所で、何がダメで、断られたのか、なんで子どもが「嫌だ」と言ったのか、分析しましょう。その理由をクリアする違うタイプの事業所を探しましょう。
→子どもの能力的に、A・B型事業所が難しい場合は、生活介護事業所も視野に入れましょう。同じB型事業所でも、受注作業をばんばんするところから、ゆったりと自主作品をつくるところまで、内容に大きな差があります。違う仕事内容の事業所を選びましょう。一度、その事業所にいったからといって、他の事業所に移れないわけではありません。
→学校の担任、進路の先生の勧める、子どもの希望、親の希望に沿わない事業所も視野にいれる。理想だけでなく、第三者の目から見た子どもの評価を再認識してみる。
例)卒業生のお子さんで、お子さんは食品関係を希望していたが、担任の先生は、日ごろの授業や作業の様子から、受注作業の事業所を進めてきた。最終的に、先生の勧める事業所を選び、休みの日に、余暇でケーキやお菓子つくりをするようにしたそうです。
→自分の養護学校だけでは、合ったところが見つけられない場合は、進路指導の先生と通じて、他の養護学校の進路指導に相談をして、事業所を紹介をしてもらう。3月になっても決まっていない場合などは、この方法がとれるようです。
→療育先が、福祉会など、大きな母体の場合は、自分のところで、事業所を多くもっています。そちらに頼んで、空きのある、子どもに合った事業所を探してもらう。普段の子どもの様子がわかっているので、合うところを見つけてもらいやすいです。この場合、親が実習先を見つけてきて、進路指導室に間に入ってもらい実習を取り付けます。
以上が、今、できることでしょうか。
通うのに遠いとか、親が送迎をしなくてはいけない。工賃が低い、支援が手厚くない、お弁当を持って行かないといけない等、親としては、「ここはちょっと・・・・」と思っても、どこかで妥協をしないといけなくなります。「ここは、不満だ」けど、「ここは、すごくいい、子どもに合ってる」を見つけるといいですね。
養護学校の高等部3年生の親御さんは、本当に、胃が痛い毎日です。ストレスが高いので、免疫力もおちます。風邪をひかないよう体調管理に気を付けて、過ごそうと思います。
【今日のいいとこ探し】
学校で、文化祭のマンガ・イラスト部の紹介発表者に決まったそうです。
どう言ったらみんなに、展示を見に来てもらえるか、先生と打ちあわせしているようで、張りきっています。
実習で遅れていた美術の「縁起物」の招き猫も、完成したそうです。文化祭が楽しみです。
追伸
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