LADです。今日は、いいお天気でしたね。ご近所のお庭で、菊がきれいな花を咲かせていました。
先日、療育先の親向け勉強会で、「インターネットゲーム依存の現状とその対応」について、学んできました。
インターネットゲーム依存は、日本だけの問題でなく、海外、特に韓国、中国では、国の専門機関が対応をすすめている国家的プロジェクトになってきているそうです。
インターネットゲーム依存になりやすい子は、以下のようだそうです。
○現実世界で自己評価が低い子(自閉症スペクトラムの子にも多いですね・・・)
→ゲームの中で強ければ、尊敬されたり、ヒーローとして扱ってもらえるので依存しやすい。ゲーム内の「強さ」は、ゲームをやった時間、課金の金額のかけ方で、ある程度、誰でも強くなれるという背景が、依存を助長するそうです。
○母子(父子)家庭の子。
※全員がそうとはいえませんが多いそうです
→保護者が、仕事の為に長時間家を空けているため、家で子どもが一人になる時間が長い。留守番が長いので、親も仕方なくゲームに制限をかけていない場合が多い。寂しさをゲームで紛らせている。
→子どもが自由になるお金をもっていることが多い。例)夏休み、親が、昼・夕飯代に1000円置いていく。親は、コンビニ弁当、500円×2個のつもり。でも、子どもは、1000円の中から、菓子パン1個とカップラーメンを1個買って約300円使い、残りの700円は、お小遣いにする。これが、夏休み30日とすると、かなりの金額を自由に使えることになります。
○学校や現実に、親しく付き合える友人がいなくて、空想世界でのつながりに依存している子。
→現実世界の親や祖父母より、ゲームのパーティの人やチャット上の知り合いを優先する。「はぶき」や「いじめ」、「無理解」にあって、現実に居場所がない子は、満たされない気持ちを理解してくれるのは、インターネットの中の相手だけになってしまい、その関係が切れるのが怖くて依存してしまう。
対応策として、特効薬は無いそうですが、以下の様なことが、実際に対応している海外の例などをみると、効果があるそうです。
○インターネットがつながらない環境へ連れてく。例)韓国では、無人島などで、11泊12日するプログラムがある。繫がらなくても、大丈夫、人とかかわるのも楽しいという経験をさせることが大事。
○自分でインターネットゲームの依存について調べて発表させる。
例)ある高校生は、1つのゲームの総プレイ時間の合計を出してみたら、中学校の総授業時間と同じだったことをきっかけに、ゲーム時間を減らすことができた。
○いきなりスマホを取りあげたり、アカウントを消したりしない。ゲームのアバターや、そのレベルにあげるまでに、その子が「費やした時間」、「努力」を否定することになってしまうので、無理に消すと信頼関係が崩れてしまいます。納得してから、自分から消せるのが理想。
○子どもが依存している、ゲームの内容や特性を理解してから、注意やアドバイスをする。例)グループでやっているオンラインゲームなどは、自分が抜けると、そのグループが負けて全滅してしまうという状況で、「ご飯できたよ」と、言われても、ゲームを止められないのです。
以上です。今のゲームは、製作者側の意向で、やめられないように作られているそうです。「時間」と「お金」をかければ、一定レベルまで、強くなれるのです。親の力だけで依存から脱却させるのは、至難の業だそうです。
子どもの状態が、親だけで支えるのが難しくなった場合は、早めに専門機関に相談することが、早い解決につながるそうです。インターネットやゲーム依存外来も、出来てきているそうです。
【今日のいいとこ探し】
療育先で、チャーハンを作ってきました。それで、夕飯にしました。
母のおおざっぱ料理と違いネギやカニカマが、きちっと小さく刻まれていて、美味しかったです。本格中華です。
追伸
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