自閉症の子の兄妹へのフォローについて | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。玄関横のプランター、クロッカス4種セットを植えたはずなのに、なぜか四葉のクローバーが生えてきました。不思議です。

 

 

障害のある子に手がかかり、兄弟児から不満がでているのだが、どうしたらいいのかとの相談がありました。

 

我が家も、娘が小学1年生の頃に、「お兄ちゃんばかり、お母さんとお出かけしてずるい」と、言い出したことがありました。

 

お出かけとは、療育だったのですが、娘から見たら、自分は、連れて行ってもらえず、お兄ちゃんだけが、お母さんを独占していて「ずるい」と、思ったようです。兄妹喧嘩も、よくしていました。

 

妹が、兄のことを理解して、あまり兄弟喧嘩をしなくなったのは、つい最近です(兄、高等部3年、妹、高校1年)です。

 

兄妹関係は、本当に難しいですよね。小1の時に、早いとは思いましたが、お兄ちゃんの障害説明を、娘にしました。

小1で、難しいことは、分からないので、「お兄ちゃんは、自閉症という脳の障害をもっていて、治るわけでない。同じ年の子と同じことができないので、今、○○さん(療育)や、△△級(支援級)に行って練習をしています。」と、、まず言いました。

次に、「お兄ちゃんが困っていたら、どうしたらいいか教えて、助けてあげて。でも、お兄ちゃんが、◇◇(妹の名前)に、嫌なことしたら、お母さんに教えて。叱って、やめさせるから・・・」と、具体的にどうすればいいのか、お兄ちゃんのことで、困ったことは、母が全面的に引き受けることを伝えました。

 

小さい頃は、障害のある息子に、色々手がかかるので、娘に我慢させることが本当に多かったです。なので、あえて、娘デーを作って、母と2人でデートしたり、娘の好きな物をつくったり、母を独占できる時間をつくりました。

 

娘デーを設けることで、兄も、なんでも自分の思う通りにならないことがあると理解し、我慢することを覚えました。


障害のある子、最優先の生活をしなくていいのだと思います。家族ですので、お互いを尊重し、無理のない、自分のうちのスタイルを探せばいいのだと思います。

 

年齢があがれば、障害のあるお子さんも理解力が上がり落ち着いて、無茶なことをしなくなります。兄妹児も、お母さんの子育ての大変さを理解してくれるようになります。

 

時間がかかりますが、兄妹は、良き理解者、サポーターになってくれます。ただ障害のある子のことを、「兄妹なのだから将来的に全面的に面倒を見なさい」ということとは違います。

 

それはプレッシャーになるので、親が面倒をみれるまでみるし、息子自身が、グループホームなどに入って自立できるように、今から準備しています。

 

相談者の方には、上記のことを、我が家の場合として、お話ししました。兄妹のことは、本当に、いろいろと悩みますね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

校内実習が終わったので、お疲れ様会で、ファミレスの「夢庵」に、家族でいきました。近所に住む、親戚のおばさんも誘いました。

 

息子は、そこで、お誕生日にもらったお祝いのお礼と、先日息子にともらったチョコのお礼が言えていました。覚えていて、偉かったです。

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村