障害のある子の「自立」と「自律」 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、いいお天気でしたね。久しぶりに家じゅうの布団を干しました。

 

あと、主人がいたので、グリーンカーテンのゴーヤを、ネットごとはずしました。ゴーヤの実が9個も残ってたので、夕飯は「ゴーヤのおかか和え」と「ゴーヤ入り鳥天」を作りました。おいしかったです。

 

 

昨日の件からは、好きな本とマンガを沢山読んで、だいぶ復活しました。周りがどうであろうと、我が家は我が家、息子は息子、気の持ちようです。子どもの成長は、待ってくれません。出来ることから、自分が信じるところから、やって行こうと思います。

 

先日の勉強会で、講師の先生がおっしゃっていた「自立」と「自律」の違いの話が、息子の将来を考えるうえで、とてもしっくりきました。

 

「自立」とは、自分ひとりで立つこと、やること。完全な一人立ちを意味ます。障害のある息子には、出来ないことです。

 

でも「自律」なら、どうでしょうか。自分の生活を自分で律しながら(コントロールしながら)、自分の出来ることを増やしていく。

 

障害があるのだから、一人ひとり出来ること、出来ないことが違う。人の手、福祉の手を借りながら、生活していく「自律」なら、出来ると思いました。

 

先生の方針は、自閉症の人には、10歳になったら家事を教えて、お手伝いをしてもらう。最近、年齢が上がっても、お手伝いだけで終わってしまう家庭が多いので注意。

→「手伝い」は、途中でやめてもいい。責任が無い。

 

12歳に(中学生に)なったら家庭内での仕事(役割)を決めて、お給料を払いましょう。

 

そうすることで、働くということがどういうことか、労働の対価でお金がもらえることを理解できるようになるとおっしゃいました。

→「役割(仕事)」は、最後まで与えられたことは1人でやる。責任がある。

 

この違いを親も本人も理解していないと、将来たいへんです。昨今、高機能の人で、「僕のやりたい仕事じゃなかった、こんなことやってられない」などと、高飛車がことを言って、仕事が続けられない人が増えているそうです。

 

「やりたくないこと、嫌なこと」も、やらないといけないのが仕事です。好きなことをやるだけではダメで、与えられた仕事を最後まで、責任もってやることが、お給料や工賃につながるのです。働くということです。

 

皆が同じゴールを目指さなくていい、同じでなくていいので、仕事をしながら、子どもに合った「自律」を目指していけばいいということが分かりました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

企業実習も、あと4日間になりました。課題になっていることも、2週目でやっと達成したようです。「あと4日、掃除の仕事がんばる!」と、張り切っています。

 

3週間の実習のお礼に、電車の絵を描くといって、この連休中、ずっと絵を描いています。どんな絵になるのか、楽しみにです。

 

追伸

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