グレーゾーンの子の高校卒業後の進路について | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日、Amazonから、注文していたフライパンが届きました。

 

 

前回もだったのですが、28×32×42センチの段ボールの底に、何にもくるまれず、固定もされず、浮きあがる状態でフライパンが入って届きました。

 

これより、小さい箱も、浅い箱も無いのだとは思うのですが、もうちょっと無駄のない、お客を不安にさせない梱包の仕方は、無いのでしょうか。以前、顧客アンケートに、そのことを書いたのですが、活かされていないですね・・・・  ( ̄_ ̄ i)

 

久しぶりに、友人とランチをしました。そこのお子さんもグレーゾーンで、今、高校生です。学校生活、部活や進路で、うまくいかなさを子どもから訴えられていて、いろいろ悩みが出てきているそうです。先生からの指摘もあり、とても悩んでいるとの相談でした。

 

高校卒業後の進路について、どういう進路があるのか、聞かれました。私個人の考えですが、大まかに分けて、2つの進路になると説明しました。

 

1)高校卒業後、障害枠での就労はせず、本人の個性として、苦手部分や不得意な部分を自己理解してもらう。大学や専門学校に行き、その後、特性にあった就労を考える。

 

その場合は、自分の力だけで、一般受験や、就職活動をすることになる。企業に一般就労すれば、お給料がきちっともらえ、自分で生活することに、制約がない。

 

ただ障害に対して、理解を求めることが難しいので、仕事や勉強に対して、障害特性上、難しくて出来なくても、理解されない。「さぼっている、舐めているからやらない、協調性がない」等と、誤解されやすい。また、ストレスから、うつや統合失調症など、二次障害を併発しやすくなる。

 

2)高校卒業の前に、障害告知をして、手帳の申請をして、福祉枠での就労をする(手帳申請に時間がかかるので、早めに動くことが必要)。手帳があれば、職業訓練校や就労移行支援事業所を使って、自分の特性を知り、「働く」ということを、学ぶことが出来る。

 

就労先を見つけることや実習の段取り、働き方の相談にのり、仕事の定着を支援してくれる人がいる。

 

障害特性に理解のある職場で、無理なく、配慮をもらいながら、働くことが出来る。福祉サービスの利用ができる。状況によっては、障害者年金をもらうこともできる。

 

本人の気持ちの上で、障害受容が難しい場合、「障害=マイナス」と捉えてしまいメンタル面で情緒不安定になる場合がある。また給料面の昇給が望めず、正社員雇用が少ないなど、就労の面でハンディがある。

 

友人には、高校3年生になるまでに、子どもの能力、勉強の理解力、社会適応力を見極め、卒業後どちらのタイプの進路を選ぶのか決めればいいという話をしました。

 

あと本人の気持ちが、「自分は、障害者ではない。辛くても、大変でも自分だけでやれる」と強く思うのか、「このうまくいかなさ、辛さには、障害という理由があるほうが納得できる」と、思っているのかを、時間をかけてきちっと汲み取ることをすすめました。

 

グレーゾーンの子の進路は、本当に悩ましいですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

食後に、息子が大根とニンジンをスライサーで千本切りにしてくれて、甘酢も作って「モズク入りなます」を作ってくれました。

 

「体の為に、野菜をとらないといけないから・・・」と言っていました。野菜嫌いの娘に、聞かせたいですね。

 

 

追伸

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