息子の作品の発表の場を考える | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、風が爽やかで過ごしやすかったですね。グリーンカーテンのゴーヤとキュウリを収穫しました。なぜかキュウリが丸くドーナツのようになっていました。

 

 

 

放課後デイサービスで一緒の、年下のお友だちが、絵の個展を開くというので親子で観に行ってきました。駅から近いギャラリーで、電車や子猫、静物画の絵が、飾られていました。

 

お友だちも、個展に参加していて、大好きなプラレールの展示もしていました。そこで、絵画鑑賞は、そっちのけで、プラレールをしながら、鉄友(てつとも)同志、かなりマニアックな話題で盛り上がっていました。これも、一つの楽しみ方ですね。

 

お父様に、個展をひらいた経緯や、場所の選定の仕方など、いろいろお話を聞くことができました。

 

お子さんの写真や絵を、お母さんが、キャンバスにアイロンプリントしたり、小さい頃の写真をギャラリー風に展示したり、お母さんとお父さんが協力して、息子さんの絵を、アート作品に仕上げていました。

 

実は、うちの息子の作品を発表する場を、なにか用意してあげることができないかと考えていたので、今回話がきけてよかったです。

 

ただ、息子の絵は、妖怪ウォッチやポケモンキャラが電車と一緒に描かれてしまうので、著作権の問題もあり、個展などは難しいようです。でも、個展でなく、自閉症の親の会の作品展なら、出来なくもないと思いました。また、「同人誌ならあり?」などと、考えてしまいました。

 

息子に、キャラをいれない電車の絵を描けるなら、こういう発表の場もあるという話をしました。息子が、このアドバイスをどうとるか、様子を見てみたいと思います。

 

個展の帰りに、駅で息子の幼稚園時代の同級生に逢いました。覚えていてくれて、息子を見て向こうから挨拶してくれて、嬉しかったです。

 

その子は、鉄道好きで、自分の撮った鉄道写真でブログをやっていると言っていました。ブログというのも、発表の場になると思いました。

 

なぜ、作品の発表の場を探しているかというと、実は息子から、こんな発言があったからです。

 

「僕には、自閉症という発達障害があります。でも、話したり、絵を描いて発表することができます。この世の中には、発表できない子もいるので、その子たちの代わりに、障害者でも絵が描けるということを発信したいのです」と、言うのです。

 

びっくりしました。息子が、そこまで考えていると思わなかったのです。でも、ここまで、息子が発信の場を探しているのなら、親は、応えないわけにいきませんよね。

 

すごい志(こころざし)です。その気持ちを大事にしたいのです。作品の発表の場は、色々な方法があることがわかりました。息子にあった発表方法を、主人とよく話合って考えていこうと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

お友だちの展覧会のパネルの前で写真を撮りました。最初は、「写真要らない」と言っていたのですが、お友だちのお父さんが「一緒に撮ろうよ」といったら、記念写真に応じていました。

 

 

正面を向いた写真を、撮るのが難しい息子が(顔を加工してしまったので、よく分かりませんが)お友だちと2ショットの時は、すごくいい笑顔でした。

 

追伸

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