繰り返し同じことを聞いてくる子には・・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も暑かったですね。こう暑いと外を歩くだけで疲れてしまいます。でも、空を見たら、もう秋の空が広がっていました。確実に秋が近づいてきています。

 

 

小学校の高学年で、支援級にお子さんを通わせているお母さんから、「繰り返し同じことを何回も聞いてくる、息子にイライラしてしまうのだけれど、どうしたらいいでしょうか」と、相談を受けました。

 

「同じことを繰り返して聞く」、これは、自閉症あるあるですね。我が家の息子も、小さい頃、お決まりのフレーズで母に質問して、それに、母がお決まりの返事をするということに、こだわった時期がありました。

 

自閉症の人は、自分の記憶に頼る人なので、安心する(心地よかった・不安が解消された)フレーズを、再度言ってもらい、安心したいようです。

 

または、会話が難しい時期、ボキャブラリーや語彙のバリエーションが少ない時期(年齢が小さい、知的に重い等)は、同じ言葉を繰り返しているだけに、親からは見えるが、本当は、別な意味で発言している場合があるようです。会話になっていないケースです。

 

例)

親:ディズニーランドに行って帰って来てすぐに、「ディズニーランドへ行く?」と、何度も聞かれる。もう行ったのに、しばらく行かないのに、何回も言われて親は困る。「もう行かないよ」と、言うと子どもが怒る!

 

子:「ディズニーランド楽しかったね。また行きたいね」と、感想を言っているつもり、言葉がつたないので言い方が「ディズニーランドに行く?」になる。親に求めているのは、「楽しかったね。また今度行こうね」という返事。そう言ってもらえず、否定されるので怒る。

 

我が家の対処法と、他の方の場合ですが、対処法を以下にあげてみます。

 

〇とりあえず、1回は、子どもの望む言葉を言う。次からは、逆に、子どもの言ってきた言葉を復唱して、質問し返してみる。

 

例)子:「東京スカイツリーは、高い?」 ←お決まりのセリフ

  親:「バカみたいに、高いねえ」 ←お決まりのセリフ

  子:「東京スカイツリーは、高い?」

  親:「東京スカイツリーは、高い?」 ←逆に聞き返す

  子:「バカみたいに、高いねえ」 ←自分で答えて気持ち良く終わる

 

〇「お母さんは、1回しか答えないよ」、「質問は、3回だけね」などと、回数を制限してから、質問させる。

 

〇最初の数回は付き合い、本人の気持ちを受け止めるが、「お母さんトイレに行くね」とか、「お母さん、夕飯の準備ないといけないから」等と、子どものわかる理由を告げて、子どもから離れる。

 

〇子どもの質問に対しての答えを、紙に書いて渡す。質問と答えがそこに書いてあると、見直しできるので、満足するようです。

 

この中から、相談のお子さんに合う方法があればいいのですが、様子を見てもらっています。

 

【クスっと、コーナー】

 

外出先で、すごく小さいイトトンボを見つけた息子が、「あっ、トンボの赤ちゃんだ!!」と、叫びました。

 

トンボの赤ちゃんは、小さいトンボでなく、ヤゴです ( ´艸`)

 

やっぱり、物事、よくわかっていない息子です。

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村