自閉症の子に作業をしてもらうための「目に見える支援」 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、私の実家へ行きました。裏山で採れた初物のタケノコをごちそうしてもらえました。煮しめに、タケノコご飯、お吸い物とタケノコ尽くしで、すごくおいしかったです。

 

 

おじいちゃんから頼まれて、家族でフキ採りをしました。手で抜けるのですが、腰が痛くなる作業でした。でも、息子は嫌がらず手伝ってくれました。

 

 

ただ、おじいちゃんの仕事の説明が「???」だったようで、最初まったく動けませんでした。なので、母の助言が必要でした。

 

おじいちゃん:「茎の長いやつ採ってくれ、そこのあたりがいいぞ、採ったやつは、手でもってろ、50本はもてるぞ!」

 

息子:「茎の長いってどれくらい?」

   :「そこって、どこのこと?」

   :「フキを50本採ったら終わりだね、わかった」

     ※手に50本持てるけど、それで終わりでない 

 

息子がおじいちゃんの説明では、抽象的すぎてわからなかったので、具体的にどうすればいいのかを、息子に教えました。「目に見える支援」ですね。

 

茎の長さは、見本を1本渡して、これ以上の長さのフキを採ると説明。ただ、厳密でなく、少し短くてもOKとも、言いました。

 

「そこ」が、どこがわからなかったようなので、「お母さん同じ場所で、フキ採りします」と、息子のわかる指示をだしました。

 

採ったフキは、手に持てるだけもって、収穫コンテナに入れにいく。50本で終わりではないと説明。

 

みんなで入れる収穫コンテナ3個がいっぱいになったら、今日のフキ採りは終わりと、仕事の終わりを説明しました。

 

母のアドバイスのあとは、自分のやることがわかったのか、最後まできっちりフキを採りをしてくれました。

 

自閉症の子に作業をしてもらうためには、「目に見える支援」(自閉症の子が理解できる具体的な支援)が必要ですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

おばあちゃんの家で、誕生パーティーをしました。そこで、親戚の6歳になる女の子が、ロウソクにマッチで火をつけていたら、傾ける方向を間違えて、マッチを取り落として、大騒ぎになりました。

 

息子、すぐ、その子のところへ行って「だいじょうぶ、火傷してない?」と、聞いて、マッチの燃えカスを拾って片付けてくれました。

 

よく気が付く、やさしい息子です。

 

追伸

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