中学校の卒業式の悲喜こもごも・・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、娘の中学校の卒業式でした。大雨は、なんとか、通学の頃には止んでくれて、式中も体育館の屋根からの雨漏りは、ありませんでした。よかったです。

 

以下、長文です。

 

息子の時と違って、あまり中学校に行く機会がなかったので、普通級で頑張っていた、診断の出ているお子さんやグレーゾーンのお子さんの進路を、知りませんでした。

 

今日、卒業式で会って、お母さんに聞いたところ、それぞれ特性にあった、進路を見つけていました。私立で特色あるところ、サポート校や通信制、県立でも個性のある高校を選んでいました。

 

卒業式は、悲喜こもごもでした。子どもたちは、うれし涙、別れの涙、いろいろありましたが、新しい門出を祝ってもらい、満足そうでした。4月からの高校生活に、向かって、希望に胸が膨らんでいるように感じました。

 

親の方は、いろいろあって、こころ穏やかに卒業式を迎えられた訳ではありませんでした(もちろん、迎えた方いましたよ)

 

○卒業式という、いつもと違うシチュエーションに、緊張。卒業式練習は、先生たちも厳しく指導するので、雰囲気にのまれてしまって、不安感で、体調を崩してしまった。

 →食欲不振、登校渋りなど、子どもが不安を訴える。緊張から解放されたいので、早く卒業式の日にならないかと、指折り数えて待つ。

 

○卒業アルバムのクラス全体写真に、子どもが写っていない。個別写真が、トリミングされて、写りが非常に悪い。欠席しがちなので、子どものいない時に撮影があり、担任がその写真でGOを出してしまった。

 →子ども自身の周りへのアンテナが低いので、写真撮影があるか知らなかった。また、担任の特別支援へ支援の意識が低い。

 

○いく高校は、決まっているが、障害をオープンにして受験したわけでないので、これから、どう支援をお願いするか決まっていない。

 →春休みに、中学校のコーディネーターの先生と、引継ぎ事項を話合う予定

 

○子どもも親も、高校生活+高校卒業後の将来に不安を感じているが、相談先がなくなってしまった。療育等に通っていなくて、学校の先生(担任、支援級の先生)だけが、相談先だった。

 →放課後デイサービスや相談事業所に、まず親が相談に行くことをすすめる。福祉の世界に関わることを検討する予定。

 

○卒業式練習中に、担任でない先生から、参加態度を注意され、それでも直らないので、みんなの前でひどく叱られ、卒業式当日、欠席。

 →みんなの輪を乱す言動は、駄目なのだが、本人の障害特性を考えると、何か理由があったかもしれないし、理解していない先生が叱ったことは、問題だったかもしれない。

 

○支援級の先生で、体調不良(メンタル面のようです)を理由に、3年前に、学校に赴任以来、年に数回しか、学校に来ない先生が居ました。

 今日、学校へ来ていて、肢体級のお子さんの車いすを押して、卒業式に参加していました。この前、学校に来たのは、9月の運動会の日でした。それ以来、学校に一度も来ていません。先生本人が「休職届け」を出さないと、代わりの先生は、派遣されません。ひどい話ですが、支援級だと、こんな教師がまかり通ります。

 →この先生が居ないことで、支援級の他の先生の負担は、増えています。結果、個人に合った支援は、うちの中学校の支援級では、もらえません。でも、辞めさせらないのが、今の教育委員会の問題とだ思います。

 

なかなか、最後の最後まで、スペシャルニーズな子育てをしている私たちは、心を痛めますね。でも、この成長期、反抗期の3年間を、定型発達の子と、地域で過ごしたことは、かけがえのない体験だと思います。

 

それぞれの新しい道へ、親子で旅立ちの時です。

 

【今日のいいとこ探し】

 

夕飯は、娘のリクエストで、パスタパエリヤでした。魚介類たっぷりで、細めのパスタを短く折ってお米の代わりにします。お米より、時短で子どもたちも大好きです。

 

 

具材を何にするか、娘に聞いていたら、息子が「サラミを入れたい」と言ってきました。でも、娘が、「あたし、魚介類以外いれたくない」といいました。

 

「今日は、○○ちゃんの卒業祝いだから・・・」と、言ったら、「わかった、サラミなくていいよ」と、息子が、ひいてくれました。やさしいですね。 

 

 

追伸

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