利用者に寄り添った就労移行支援事業所 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、冬に逆戻りの寒い1日でしたね。ダウンにマフラー、耳付き帽子を出してきました。

 

親の会で、就労移行支援事業所の見学に行ってきました。母体は、大手のスーパーの系列です。企業理念として、地域と密接したサービスの提供があり、障害者就労にも何十年も前から取り組んでいるそうです。

 

企業ですが、障害者雇用のノウハウがしっかりしていて、カラーマニュアルもありました。

 

目的をもったSST(ソーシャルスキル)のロールプレイングや、パソコン技術の習得、物の仕入れから陳列、購入を体験する、模擬店舗実習など、日々のカリキュラムが充実していました。

 

座学で学んだことを実践して、そこで自分だけでなく、他の人の問題点や良かった点を挙げて、みんなで共有するということを、どのカリキュラムでも、丁寧に行っているそうです。

 

利用者さんは、とても落ち着いて、前向きに就労に向かい合っていて、1人ではできないこと、親では教えられないことを、学んでいると感じました。

 

今後、地域の方の協力で、家庭菜園など、屋外作業も取り入れていくようです。

 

以前、企業母体の就労移行支援事業は、息子に向かないではないかとブログに書いたことがあったのですが、ここなら、息子の働いている姿が想像できました。

 

実際の就労に向けては、企業面接の付き添いや、企業実習中や後の反省会をきちっと行い、自分の得意不得意に向き合ってもらうそうです。

 

障害ゆえにできないところは、裏方としてフォローし、出来るところは、本人の気持ちや、やる気を優先してくれる姿勢が、親としてはうれしかったです。

 

また、本人に「一般就労」なのか、「障害者枠」の就労なのかを、メリットデメリットをきちっと説明して納得してもらっていると、お話しされていたのも印象的でした。

 

企業母体ですが、利用者さんを中心に据えて、きちっと向き合っている事業所だと思いました。春休みに、息子の体験実習を申し込もうと思いました。

 

帰りは、最寄り駅の近くにあった、市役所の中のカフェでランチしました。障害者就労の場になっているそうです。冬のおすすめメニュー「トマトとチーズのキーマカレー」は、お野菜たっぷり、やさしい味でおなか一杯になりました。大満足です。

 

 

【今日のいいとこ探し】

 

今日は、学校帰りに、そのままスポーツジムに行くといっていた息子。

 

先日、ジムの受付の方に、息子の様子を聞いたところ、いつも少し早めにやってきて、ジム横の休憩スペース(机とイスがある)で、絵を描いたり、おやつ(プロテインバー)を食べたり、1人静かに過ごしているようです。

 

たまに、通りかかる、顔見知りのコーチとの会話も楽しいようです。いごこちのいい居場所がみつかっているようで、よかったです。

 

来年で、養護学校卒業です。2か所行っている療育も、週2日行っている放課後デイサービスも無くなります。

 

平日は、お仕事がありますが、休日の余暇をどう過ごすのかが、課題になると思います。今年1年かけて、いろいろ探そうと思います。

 

追伸

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