思い切った障害観を知る | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、思ったより暖かかったですね。過ごしやすかったです。

 

東大の異才発掘プロジェクトの中邑賢龍先生の講演会を聞いてきました。自閉症の方だけでなく、障害者全般の講演でした。そこで、思い切った障害観の話を聞きました。

 

生きにくい時代だから、障害が生まれるという話が、分かりやすかったです。

 

昔は、1次産業で農林水産業、第2次産業で製造業が、多かったが、今は、第3次産業でサービス業がメインになった。

 

すると、サービス業に向いていない人、コミュニケーションが苦手な人は、発達障害と診断をうけることになる。昔なら、こだわりの強い職人という仕事があったから、発達障害はなく、社会に居場所があったそうです。斬新な考え方です。

 

あと、障害者に対して、「努力すれば、誰もができる」と、学校の先生も療育先も思っています。そのために使う時間が、もったいない。それを続けると、本人も自分ができない駄目な人だと思ってしまいます。

 

出来ないことをネガティブにとらえるのでなく、ポジティブに考えることが、ポイントだそうです。

 

衝動性がある → すごいパワーがある

 

多動 → いろいろな情報を集められる

 

歩けない → 電動車いすなら、長距離休まず、早く行ける

 

計算ができない → 電卓を使う

 

あと、障害者雇用のモデルの発想がすごかったです。

 

1人を週30時間雇うのでなく、1人1時間で、30人雇うほうが、現実的なのだそうです。

 

精神や発達障害の人が、1日6時間働くのは、難しいです。、「任時間制」にして、沢山の障害者を雇うほうが、障害者の負担も少なく、企業としてもいいのだそうです。

 

このような働き方があるとは、思ってもみなかったです。面白い話がたくさん聞けてよかったです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

夕飯は、鶏鍋でした。味ぽんが、終わってしまったので、息子に、リサイクル用に、ゴミの分別をお願いしました。

 

 

「キャップを取るよう」に、言ったのですが、力任せに引っ張って、「取れないよ~!」と、言われてしまいました。

 

ラベルに、図入りで、キャップの取り方が書いてあるので、そこを見てもらいながら、取ってもらいました。

 

新しいドレッシングや味ぽん、ケチャップを、開けることは教えたのですが、リサイクルに、使い終わった瓶をどう出すかは、教えていませんでした。

 

将来的に1人暮らしをするなら、ゴミ分別は、必要なことです。最終的に、資源ごみの日に、集積場まで持って行ってもらおうと思います。

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村