自閉症は、イマジネーションの障害 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝から、寒かったですね。冬本番という感じでした。お正月まであと、3週間あまり、大掃除は、今年もできそうにありませんが、「出来るところから掃除」を始めています。

 

くすみが気になっていた「やかん」磨いてみました。磨く前は、こんな感じでした。

 

磨いた後。

完全には、落ちませんでしたが、本当は、こんなきれいな赤だったんですね。

 

息子の中学の時の同級生のお母さんと、お話しする機会がありました。

 

自閉症の人の、特性について、説明をしたのですが、その中で社会性やコミュニケーションの苦手さのほかに、イマジネーション(想像力)の無さが、生きにくさを生んでいるという話をしたら、驚かれました。

 

人は、けっこう、「こうしたら、次にこんなことが起こるであろう」ということや、「相手ならどう思うのか」ということを、想像しながら生活しています。

 

想像できるから、たぶんこうなるだろうとわかっていて、心構えをして次の行動にうつれます。失敗しそうなことにも備えることができて、結果、失敗しないのです。

 

想像出来ない自閉症の人は、不安ですし、臆病になり、新しいことに挑戦できません。同じこと、パターン化した行動なら、何が起こるかわかるので、安心ですから、同じ行動に、こだわるのだそうです。

 

想像力が、弱い自閉症スペクトラムの人は、新しいことをするとき、自分の経験したことの記憶で、想像できない部分を補おうとします。

 

あの時こうしたら、こうなった。こうすると、こうなるという過去の体験をもとに、自分の新しい行動をきめるんですね。小さい頃ほど、経験がすくないので、こだわりが強いのは、そのせいです。

 

想像力がないということは、最初から「こうなるだろうと考える思考がない」ということです。当たり前のことができずに、生きづらさを感じることになると思います。やはり自閉症は、脳の機能障害だと実感しました。

 

【今日のいいとこ探し】

 

明日は、養護学校の受験日で、在校生は、お休みです。おばあちゃんの家に、玉ねぎの苗の植え付けのお手伝いにいくことになった息子。

 

母に言われる前に、おばあちゃんの家に、電話をして、明日の電車の時間を伝えていました。

 

さらに、PASMOの残金が少ないことも申請してくれました。

 

1人で、お出かけの手際が、本当に良くなってきました。自律へ向けてうれしい成長です。

 

追伸

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