農業と障害者雇用について考える | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、風が涼しくなり、過ごしやすい1日でしたね。

 

ただ、朝一、ご近所のお庭の木で、ツクツクボウシというセミが鳴いていました。来週から、10月です。もう夏は終わってしまっているので、結婚相手がみつかるのか、心配になりました。残念ながら、出遅れてしまったようです。

 

今日は、就労継続A型のレストラン&パン屋さん。そこへ野菜を提供している農作業をするB型の事業所見学に行ってきました。

 

B型の事業所は、畑とビニールハウスを持ち、20人ほどの方が作業に当たっていました。そこで作った小麦や野菜を使って、パンやお料理を作り、A型のお店で販売していました。連携のうまくいっているケースですね。

 

お土産にパンを買い、ランチをいただいて帰ってきました。おすすめ野菜のピザ、大きさが30センチ以上あり、食べ応えがありました。でも、生地が軽く、とてもおいしかったです。

 

 

障害者就労としての農業を考えてみました。天候や気温、生育も自然に左右されるので、なかなか見通しの立てづらい仕事です。

 

障害者就労先として、向いていないような気もしますが、農家が高齢化するなか、労働力が求められているのは事実です。障害者就労のチャンスはある気がします。

 

ただ、農業のノウハウを持ち、なおかつ障害特性を理解し、支援できる人材が居ないのが、障害者就労先に、農業が増えていかない理由だと思います。

 

今日の事業所には、農業のノウハウのある方がいらっしゃるようで、狭い土地を有効に使って、障害のある人にもわかりやすい作業場を作っていました。成功例ですね。

 

6メートル四方に、畑を区切り、区画に番号を振っておきます。「1番の畑のニンジンを、10本抜いてきてください」と、指示すれば、1人で畑で作業ができるのです。

 

また、畑を区切る通路、畝と畝の間に、ブラックシートを引き、雨が降ってもぬかるまないようにしてあり、歩きやすい工夫がされていました。

 

障害の程度によって、マンツーマンで、支援員さんが付く方、指示書だけで1人で作業をしている方、色々いらっしゃいました。

 

ビニールハウスを作ったのは、寒い日や雨の日でも作業ができるようにだそうです。

 

また、種から、ポッドで苗を作り、それを畑に植えたり、苗として販売もしています。野菜を収穫して、洗い、袋詰めしたりもします。農業は、

作業工程が沢山できるのです。

 

作った野菜を隣接のレストランで使ったり、パン屋さんでパンと一緒に販売しています。作るだけでなく消費先がきちっと保証されているのが、この事業所の成功の秘訣だと思います。

 

【今日のいいとこ探し】

 

学校から帰ってきて、トレーニングジムに、自分だけで出掛けていきました。

 

ジムから帰って来たら、自分で体幹を鍛える運動量を増やしたらしく、「体幹を鍛えるトレーニングメニューを増やしてきた」と、言っていました。

 

以前は、与えられたメニューをこなすだけでしたが、自分で運動量をコントロール出来るようになってきました。大事なことですね。

 

追伸

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