LADです。ご近所のお庭で椿の実がなっていました。パカっと開いて、椿油がとれる実になるんですね。知りませんでした。
割れるとその中から・・・
今日は、3つ先の駅のヨドバシカメラまで、1人で買い物行くと決めていた息子。前回の1人でお出かけで、自信が付いたようです。
朝から準備して、乗る電車の時間を決めて、おこずかいを持って出かけました。
しかし「残念ながら、お目当ての商品はありませんでした」と、外出先から「line」で連絡してきました。
買いたかった種類の「プラレールシンカリオン」は、売っていなかったそうですが、イライラすることなく、家に帰って来て、「アマゾンで買ってください」と、お願いできました。
小さい頃は、自分の思い通りにならなかったら、パニックに自傷で、たいへんでした。怒って、叫んで、気持ちが収まるまでに何時間もかかったものです。
それから考えると、凄い成長です。
小さい頃は、経験が少ないので、自分の思っていた通りにならなかった時に、二度と手に入らない、この世の終わりのような感覚にとらわれていたのだと思います。
また、自閉症スペクトラムの子は、汎化が難しいので、場所や人、モノが違うと、同じようなことを経験していても、それを当てはめて同じだからと思うことができないのだそうです。辛いですよね。
「代替え案を受け入れると、自分にメリットある、気持ちが満たされる」という経験を作ってあげましょう。代替えを保証し、親や支援者が必ず約束を守ることがポイントです。
年齢が低いと、先の長い代替え案は、受け入れがたいです。まずは、簡単に予想のつくところから行い、子どもと信頼関係を作る必要があります。
我が家でやっていた、例をいくつか挙げてみます。
・見たかったテレビが高校野球でやらなかった。代わりに録画した番組を見る。
・一番食べたいおやつは無かったが、2番目に好きなおやつを食べる。
・雨で、公園に行けなかった。「明日、晴れたら公園に行く」と約束して明日行く。
こんな感じで、小さいことを積み重ねていって、「代替えがあるから大丈夫」と思う気持ちを、本人の中に育てていきました。
理解力に合わせて、説明方法をかえていきます。
初期:言葉で説明が難しい時期には、すぐ代替えを渡す。
中期:言葉で理解できるようになったら、言葉の意味理解にあわせて代替えを提案する。今日と明日。今は無理だけど、3時になったら等
後期:語彙が増え、時間軸の理解がすすんだら、今日は、ダメだけど○月○日に、代わりにやりますとか、これが駄目なら、こちらの方法でなど、代替えの種類が増えていきます。
これでなければ駄目だという「こだわり」が強すぎると、生活がしづらくなります。柔軟な考え方を身に着けることができれば、生活が豊かになります。経験を積むことは大事ですね。
【今日のいいとこ探し】
夕飯後に、テスト前なのに、くだらないことをしゃべり続けて、なかなか自分の部屋に行かない娘に、父も母もイライラが、マックス。
いい加減叱ろうかというタイミングで、息子が、「いいから、黙って自分の部屋に、寝に行きなさい」と、代わりに、娘を諭してくれました。
追伸
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