障害者が働くということ~本の紹介~ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、養護学校の進路説明会でした。6月からの校外実習についてでした。

 

息子は、医療系の企業に1人で、実習に行くことになりました。何の仕事をするか、どう行くのかなど、まだ全然わかりません。インターネットで調べても出てこないので、担任の先生に詳しく聞く予定です。

 

息子がどんな感想を持つのか、会社にどう評価されるのかドキドキしますね。

 

今朝、ショーアップというニュースで幻冬舎から出ている本で「虹色のチョーク」というノンフィクションを取り上げていました。買って読んでみようと思います。

 

舞台は、理想科学工業というチョークを作る会社で、知的障害の人を7割雇用し、奇跡の町工場といわれているそうです。

 

 

知的障害の方1人1人の個性を生かして、適材適所で働いている様子が取り上げられました。

 

計りの数字が読めない人の為に、同じ重さの重りをつくったり、文字が読めない方の為に、色ごとのバケツを用意したり、工場内には、様々なジグが用意され、働きやすい工夫がされていました。

 

工場のエースと呼ばれている方は、知的障害のある自閉傾向の方でした。

 

障害者を「助けてあげるため」に会社を作ったのでなく、行程が多く集中力の居る作業が必要なチョークを生産するために、障害者に「助けてもらう」のだそうです。

 

可哀そうでなく、戦力として認められて働けたら、どんなにいいでしょう。社訓に感銘をうけました。

 

《4つの社訓》

 

人に愛される事

 

人に褒められること

 

人の役に立つこと

 

人から必要とされること

 

会社が「定年まで働いてもらいたい」と言ってくれていると聞いて、すごいことだと思いました。こんな会社に勤められたらいいですね。息子にも、いいご縁があるといいなあと思いました。

 

【クスッと、コーナー】

 

連絡帳に、「作業で織った、最初の平織りの布を、お母さんに見せるのが楽しみです」と、感想欄に書いてあったのですが、その下の先生からのコメント欄に、「残念ですが、織った布は、今日は持ち帰れません・・・」と、書かれていました (;^_^A

 

息子、先生の話ちゃんと聞いてなかったようです。でも、どんな布が出来たのか、楽しみです。

 

追伸

ブログランキングに参加しています。下のバナーをクリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 子育てブログ 自閉症児育児へ
にほんブログ村