LADです。今日は、昨日より、少し暖かかったのですが、空気は澄んでいました。朝焼けがきれいでした。ただ、花粉は、沢山飛んでいるようです。
「ネットで中傷 先鋭化」、「ゆがんだ優越感、弱者に不寛容」という記事が、朝日新聞朝刊に出ていました。以下、長文です。
朝日新聞は、津久井やまゆり園の事件の取材を続けていて、今回「差別の現場上・下」というシリーズを連載するそうです。その「上」の記事です。
今回、自閉症協会の会員さんと代表が、2名、インタビューを受けて、そのことが記事になっていました。
お一人の方は、息子さんが、仕事に行く途中、駅で見知らぬ予備校生に、脅されパニックになった様子をインターネット掲示板に「障害者をイジメで追い込む」というタイトルで、投稿されました。
しかし、警察に相談しても「犯罪にならない」といわれ、自治体に相談した経緯をかたっています。近所に住む、その予備校生は、親から罵倒され、威圧されるなど、荒れた家庭環境で育っていたそうです。
「弱い人間がさらに、弱い立場の人間をいじめる」という事実に、愕然としたそうです。
もう一人の方は、「あなたの育て方が悪いから障害を持ったんだ」と、親族に言われたことがあると告白しています。
「子どもがいるだけで喜びなのに、障害者には存在価値が無いと考える人がいる」事実を目の当たりにして、愕然としたそうです。
津久井やまゆり園の容疑者も、「障害者は、周りを不幸にするので、いない方がよい」と、述べたそうです。
それに対して、ネット上では、容疑者は「我々の代弁者なんじゃないか?みんな偽善はやめて素直になろう」、「容疑者は、神だ」と称賛し、障害者やその家族をおとしめる書き込みが、しばらく続いたそうです。酷い話です。
ネットは、「極端な意見ほど、賛同を集め、拡散しやすい」ものなのだそうです。
酷い書き込みをした人達は、専門家がいうには、自分より立場が下だと感じる障害者を差別することで、相対的に自分たちを持ち上げようとしているのだそうです。
自分より弱者であれば、誰でもいい。それは、本当に、障害者を差別しているのかどうかは、分からないという事です。さらに、誰でも、そうなりうる危険があるとも言えます。
世の中に余裕が無くなり、経済面や行く末を考えた時、自らの環境を否定的にとらえた人たちが、「なぜ障害者福祉に多額の税金を使うのか、他にも使い道がある」と、社会的弱者に寛容になれなくなっている現実があるのだそうです。
悲しいことですね。自分が苦しい、不安・不満があるから、更に下の人たちを虐げることで、自分のほうが「上だ」と、思わざるをえない人がいる現実。
差別意識は、どうしたら消えるのでしょうか。
答えがない気がしますが、理解してもらうために、一緒に生きていくために、親は声をあげ、啓発活動を続けていくことが大事なのだと思いました。
【クスッと、コーナー】
3月末に、普通高校との、第3回の交流会があると、養護学校から、お手紙が来ました。サッカーを一緒にやるそうです。
その日は、ガイヘルさんをお願いしていたのですが、息子が、「交流会に出たいから、ガイヘルさんの日にちをかえて欲しい」と言ってきました。
本人の意思を尊重したのですが、出たい理由が分かり、笑ってしまいました。普通校から、ボランティアに来る子の中に、かわいい女の子がいるからだというのです。
実は、今回の交流会、サッカーなので、サッカー部の子が教えに来るんですよね・・・・
行ったら女子いなくて、がっかりするかもしれません ( ´艸`)
追伸
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