誤学習してしまった子の弊害 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、日差しの暖かい1日でした。ふきのとうが、顔をだしていました。春は、着実に近づいていますね。

 

 

今日は、息子の幼稚園時代のお母さんたちとランチをしました。卒園してからも、年に数回集まって情報交換をしたり、近況報告を話しあって、楽しい時間を過ごしています。

 

それぞれ、ちがう養護学校へ通っているのですが、その中で問題になっていたのが、嫌がることを言い続ける、他害のあるクラスメイトのことです。

 

2つの養護学校のそれぞれのお子さんが、不登校気味で、学校へ行くのを嫌がっていました。原因は、しつこく付きまとい、叩いたり、つねったり、嫌がることを言い続けるクラスメイトが居るからでした。

 

先生が止めるのに、なぜ嫌がる事をするのか、やめようとしないのか。それは、おそらくその子たちが、間違ったコミュニケーション方法を誤学習してしまっているからです。

 

1人のお子さんは、言葉が殆ど無いそうです。友達のお子さんに、遊んで欲しい、かまって欲しいのだけれど、どうしていいかわからないので、つねったり、叩いたりするのです。

 

その子に対して、痛いことをされれば、言い返したり、追いかけたり、必ず反応しますよね。それをその子は、遊んでもらえた、反応してくれた、うれしい、楽しいと思っているのです。

 

相手が怒ったり、苦しんでいるとは、思っていないのです。自分が楽しい、うれしいと思っていたら、絶対にやめないです。

 

対処方法としては、以下が考えられます。

 

○物理的に、距離をとる。クラスをかえてもらう、授業で違う班になるようにしてもらう等。顔を見るだけで、刺激になったり、スイッチが入ってしまう子が多いので・・・年度の切り替え時期ですね。早めに、その子と違うクラスを希望しておくといいですね。

 

○相手に伝わる、コミュニケーションの具体的な方法を、ちょっかいをかけてくる子に教える。つねるのではなく、軽く肩を叩いて、自分に注目させる。言葉が話せるなら「一緒に遊ぼう」など、誘い言葉を教える。

 

○辛いし、怒りたくなるのもわかりますが、叩かれたり、つねられても、反応しないよう自分のお子さんに、教える。つねったり、叩くと、反応して相手にしてくれるので、遊んでもらっているような気になってしまうのす。反応がなければ、面白くないので、やらなくなっていきます。

 

お子さんだけでは、対応が難しいので、学校と家庭が連携することが大事ですね。お友だちのお子さんも、1日も早く元気に学校へ通えるようになるといいと思います。

 

【クスッと、コーナー】

 

いとこが、5歳と2歳になるお子さんを連れて遊びに来ました。息子は、2歳になる息子さんが、話も通じず、一緒に遊べないので、ちょっと怖くて、苦手なのです。

 

学校から、帰ってきて、その子がいると分かったら、服を着替えるために入った洗面所から出てこようとしません。おやつもその中で食べていました ( ´艸`)

 

 

追伸

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