自閉症に農業・林業は向いているのか? | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、バレンタインのチョコを届けに、実家へ行きました。それぞれの好みでチョコを選ぶのが、なかなか楽しいです。

 

娘は、テスト前で塾だったので、おじいちゃんたちには、娘から預かったクッキーを届けました。去年の反省を踏まえて、カップチョコでなく、失敗のないアイシングクッキーにしました。なかなか好評でした。

 

おばあちゃんの家で、息子は、マキ運びをしました。力があるので、切り出した山から、マキを投げて下におろしてくれました。

 

 

ただ、どの木を運んで、どの木を置いておくのかの判断が、息子には難しかったようです。

 

運んで欲しい木があるところまで息子を連れて行って、具体的に「この木を下に運んでください」と、支持をしないとダメでした。みんな同じに見えるようです。

 

ただ、1本1本やると効率が悪いので、母が、息子のところまで、木を運んで、そこから息子に木を下におろしてもらいました。2段階に分けての仕事になりました。

 

自閉症スペクトラムの人に、林業や農業が向いているのかと考えると、自分のやる作業がわかるように、構造化すれば、出来ない仕事ではないと思いました。

 

ただ、仕事の分かるジョブコーチさんがつかないと難しいですね。

 

《ポイント》

 

○汚れないもしくは、汚してもいいカッコをさせる。つなぎや、ジャンパー、軍手など。接触過敏の子もいるので。

 

○やって欲しい作業のお手本を見せる。言葉だけで理解するのは難しい。

 

○一目見て、やる作業の内容が分かるようにする。ジグをつくったり、構造化することで、支援者がずっと付き添わなくていい状態をつくる。

 

○終りをはっきりさせる。この区画をやるとか、この木の山がなくなったらなど、目で見てわかるようにする。

 

○農作業の場合、収穫した野菜や果物を実際食べてみる。林業の場合は、切出したり、植えたりした木がどうなるのか、最終段階を見せて、イメージさせる。

 

息子と作業しながら、上記のことを考えました。

 

農業も林業も、後継者不足、高齢化がさけばれています。そのニーズに、自閉症スペクトラムの子たちがこたえられたらいいですね。

 

【今日のいいとこ探し】

 

おばあちゃんの家でお昼ご飯にでた、紅白なますや、ふきのとうの天ぷら、トン汁の作り方を熱心に聞いていました。

 

家に帰ってきてから、「○○作って・・・」と、頼まれることが多いのですが、詳しい作り方を教えてくれる訳がよくわかりました。

 

 

追伸

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