自閉症と接する時の「待つことの大切さ」 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、家族みんなで、イオンに買い物にいきました。高校生と中学生でも一緒についてきます。

 

子ども達は、ゲームのカセット入れを探しに。まずゲームコーナーを見てから、百円ショップへいって、同じ枚数の入るケースを、安い百円ショップで買っていました。お小遣いからだと、真剣ですね。

 

先日の勉強会の続きです。それは、「待つことの大切さ」です。

 

自閉症の人にも、心の準備が必要で、リズムを整えるのに時間がかかるのです。こちらの働きかけに対して、反応するまでの時間を待ってあげましょう。

 

すぐ始めないとやる気がないと思いがちですが、「早くして」、「早くやろう」「どうぞ」と、急かすのは、NGです。

 

何故かというと、自閉症の人は、自分の意思で行動する時は、能力を目いっぱい発揮できますが、他人に、無理やりスタートを切らされたときは、途端に不器用で、結果が伴いません。

 

これは、「意思の問題」です。自分から動くまで、「待つこと」が、大切なのです。

 

「待つ」時の表情・姿勢がポイントで、支援者の笑顔が大切です。目も笑っていないと、自閉症の人は、不安になります。表情を読んで、行動が変わってきてしまいます。

 

待てないと、支援者がだんだん前かがみに、自閉症の人に近づき過ぎて、それが余計に不安を煽ります。1メートル以内に入らないように配慮しないと、殴られたり、逃げ出したりするそうです。

 

自分を振り返ってみると、けっこう子どもを急がせている自分に気がつき、「待つことの大切さ」を、痛感しました。「急がば回れ」ですね。気をつけないといけないです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

和太鼓のサークルの日でした。今までは、リズムの楽譜を見ながら演奏していたのですが、今日は、先生からの提案で、楽譜を見ないで演奏に挑戦しました。

 

 

途中、2か所ほどリズムが崩れてしまった時がありましたが、最後まで自信を持って取り組めていました。本人も満足だったようです。

 

追伸

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