自閉症の記憶力の良さと、生きづらさ! | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、クリスマスですが、リーズやツリーを片付けて、お正月の準備にとりかかりました。料理も、昨日のクリスマスパーティーの残り物でしたが、豪華でした。

 

ただ、冷蔵庫の中から、手つかずのイチゴパックを発見しました。昨日のクリスマスパーティーの出し忘れですね σ(^_^;)

 

息子と出かけた主人が、乗る電車を変更したら、変更した電車の車両番号に、運用番号まで息子が言い当てたとびっくりしていました。

 

自分の「好きなこと」、自分に「得となる事」に対しての自閉症の記憶力のよさには、本当にびっくりします。

 

近所の踏切は、駅と駅の間にありますが、息子の頭の中には、踏切の時刻表が入っているようです。「○時〇分に、快速通るから見たい」とか、平気でいうのです。

 

社会の勉強も、自分が興味があって、好きなことなので、地名や特産品、年号なども、高校受験できるくらい頭に入っています。

 

記憶で対応できることには、強いですね。半面、弱い所は、「て・に・を・は」や「文法」など、本人が気にしていないことは、幼稚園並みです(笑)

 

息子は、おそらく、会話も記憶に頼っていると思います。テレビや、ビデオなどで、会話のパターンを記憶します。

 

「こういう場面には、こう受け答えすると」と、いうことを記憶して、そこに自分を当てはめて、名前などを入れ替えてしゃべっているようです。

 

頭の中に、沢山の引き出しを用意しておいて、その場にふさわしい言葉や態度を演じているようです。さらに、うまくいった時の記憶も引き出しを作るので、表面上の言葉や受け答えは、どんどん流暢になっていきます。

 

一見会話が成り立っているようで、中身をきちっと理解していなかったり、感情的なことで、同感はしていなかったりするので、トラブルになるケースも多々あります。

 

理解力からすると本当は、支援が必要なのに、喋れて、会話ができるので、そう思われなくて、支援がもらえない自閉症の人もいます。

 

記憶力のよさがアダとなり、支援をもらえなくなってしまうという現実があります。自閉症の記憶力の良さが、生きづらさになる場合もあると思います。

 

【クスッと、コーナー】

 

お父さんと、電車のスタンプラリーに出かけた息子。レアな、電車を見つけて、さっそく、ふぶき姫と椿姫と記念撮影してきました。

 

 

「大好きなふぶきちゃん達と、電車を見れて、僕幸せだなあ」と、報告してくれました。

 

追伸

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