LADです。今日は、ぐっと冷え込んで寒かったですね。以下、長文です。
子供部屋のオイルヒーターの温度を、あげました。本当は、子ども達に、自分の過ごしやすい温度に調整して欲しいのですが、エアコンと違い「数字」で表記していないので、なかなか難しいですね。将来的には、これも、自分で出来るようになって欲しいです。
自閉症スペクトラムの人(子)は、困っているのに、「人に聞けない」という特性があります。
「聞いてくれれば、わかったのに・・・」、「なんで質問してくれないの」と、お子さんを叱った経験はありませんか。学校で困った時も、先生へも友だちにも、「聞けない」ので、パニックを起こしたり、ストレスから学校へ行きたくないと言い始めます。
これは、子どもだけの問題でなく、大人になって、就労を考えた時にも、問題になります。任された仕事の中で、どうしたらいいかわからないのに、指示を仰がず、「勝手にやってしまう」もしくは、「聞けずに、固まってしまう」、それでは、困るのです。
特性上、「人に聞く」は、難しいのですが、練習したり、工夫をすることで、「困ったら、聞ける」ように、かわっていきます。息子も、人に聞くのは苦手ですが、少しづつ聞けるようになってきました。
【聞ける人になるポイント】
〇子どもが、困って聞いて来たことは、当たり前でも、きちっと、その子が分かるように丁寧に答える。無視しない。馬鹿にしない事。それをすると、聞いてこなくなります。
〇困った時に、誰に聞くのか、具体的に伝える。家なら、お母さん。学校なら、〇〇先生。通学途中の駅なら、駅員さん。お店なら、店員さん等。名前が分かるとなお良し。
〇声をかける時の、タイミングや話しかけ方を、具体的に、見本を見せて教える。タイミングは、その人は、忙しそうではないか。誰かと話していないかなど。店員さんなら「あの~すいません」とか、「ちょっと、いいですか」、先生なら「質問です」、とか、「教えてください」など、話しかけるキーワードがあると、聞きやすいですね。
〇声をかけるのが苦手なら、「お助けカード」を作って、話しかけなくてもよくする。息子は、「僕は、言葉が上手く理解できません。お母さん(もしくは、学校)へ、電話してください」と書いたカードを、通学用のリュックに入れてあります。何か、トラブルに巻き込まれて、うまく対処できなかった時には、これを相手に、渡すよう教えてあります。しゃべれなくても、いいんですよね。
〇わざと不足を作って、人に聞くようにする。例えば、何か組み立てて作る時に、部品を1個減らすとか、お料理で、材料を1個、抜いてみる等。子どもが、無いことに気がつき、聞いてきたら、必ず答えて、褒める。その時に、聞くことの大切さを意識させる。
〇「わからなかったら聞く」という、意味が分かっていない場合があります。「わからない」状態が、分からないのです。その子の理解できる言い方で、「困ったら、人に聞く」とか、「次に何をすればいいかわからない時に聞く」とか、理解できる言い方を考えましょう。
〇親や、兄弟が、「わからない時には、聞く」を実践する。当人に、聞いてみてもいいですね。また、「聞いて」、問題解決した時には、大げさに褒めましょう。「困った時には、聞けばいいんだね」、「聞いたら、すぐ問題解決したね」などど、「わからないことは、聞く」ことの強化を図りましょう。
「聞ける人」になることは、本人の助けにもなりますし、親や支援者も楽になります。息子にも、いつでもできるようになって欲しいものです。
【今日のいいとこ探し】
息子が、先日からはまっている「紅白なます」。今日も、作りたいというので、お任せしました。先日説明したとおり、大根、ニンジンを、繊維を長く斜めにスライサーにかけることができました。
大根半分に、ニンジン(大)で、作ったので、すごい量です(笑)
追伸
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