自閉症の子、言葉を省いた会話に苦労 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、息子が1人で、おばあちゃんの家に行ってきました。帰りに、お土産で、いろんな野菜と「国産マツタケ」をもらってきました。

 

マツタケ何年ぶりでしょうか。薄くスライスして、おすましにして、家族全員でいただきました。たぶん、息子と、娘、産まれて初めて食べたと思います。

 

 

今日の朝日新聞の朝刊に、「言葉を省いた会話、発達障害の子、背後の意図わからず苦労」と、いう記事が載っていました。最初は、幼稚園児が勘違いした言葉のエピソードの記事から、幼児だけでなく、発達障害の子も困っているという、投書がきたので、この記事になったそうです。

 

発達障害と自閉スペクトラム症の説明もあり、このように発達障害の子の困り感を、取り上げてもらえると、いい啓発になりますね。

 

この記事の内容は、小学1年生の女の子の話で、先生から、「(その日の授業で)習ったところを音読する」と、いう宿題が毎回でたそうです。

 

しかし、その子は、4月から習ったところを、毎日全部音読するため、日に日に、読む量が増えていってしまい。たいへんなことになってしまったそうです。先生が省いた言葉を、理解できなかったのです。

 

お母さんが、「今日習ったところで、いいのよ」と、伝えても、「先生が、習ったところを音読する」と言ったのだから、「やらなくちゃダメ」と、聞き入れなかったそうです。先生に、言い直しをしてもらって、やっと納得したそうです。

 

何気なく、主語や、背景を省いて会話をすると、伝わっていないものです。普通級での、一斉指示も、わかりづらいです。

 

例えば、先生が「机の上の物をしまってください」と言っても、自閉症の子は、自分が言われていると思わず、指示に従えません。先生が、クラス全員に向かって言っていると、気がつかないのです。「〇〇君、机の上の・・・」と、声がけしてもらえれば、わかるのですが、なかなか個別には、やってもらえないことが多いですね。

 

また、先生が一人だけ声がけするのも、目だってしまうと、嫌がる子もいるので、支援もなかなか難しいです。

 

あと、自閉症の人は、目の前の行動や事象だけを、取り上げて、背景を理解しないことも多々あります。

 

新聞に出ていた例は、遠足で先生が「自分の周りのゴミを10個拾いましょう」と、声かけをしたら、ゴミが10個見つからなかった、自閉症の子が、ゴミ箱をひっくり返して、ゴミを10個拾ったというエピソードが出ていました。この子は、「何のために、ゴミを拾うのか」という背景が、理解できていなかったんですね。

 

最初は、考え付かなくても、年齢が上がり、経験を積んで、「こういう場合は、こうしたらいい」と、ちゃんと学ぶことができます。それまで、出来るだけ具体的に、簡潔に指示をだすといいそうです。子どもの成長の手助けですね。

 

【今日のいいとこさがし】

 

息子、おじいちゃんのお手伝いで、30キロのお米を車まで運んだそうです。そして、「ミカンの収穫にも来てほしい」と、リクエストを受けたそうです。

 

ミカンのコンテナも、20キロを超すので、力持ちの息子を当てにしているようです。

 

父(おじいちゃん)と母(おばあちゃん)も、年をとったと感じました。

 

 

追伸

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