合理的配慮の注意点~まず親の意見を聞き取りましょう~ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、久しぶりに晴天。今日も、布団を干しました。ふかふかで、ぐっすり寝られそうです。

 

4月に施行された「障害者差別解消法」の中の合理的配慮についての新聞記事が、「なるほど・・・」と思わされました。

 

障害者差別解消法は、障害者が暮らしやすい社会をつくるために施行されました。障害者から社会的な障壁を取り除く要請があれば無理のない範囲で対応する「合理的配慮」を公的機関(公立学校も含む)に義務づけ、企業には、努力を求めています。

 

「合理的配慮」の注意点として、アメリカの差別禁止法の制定に関わったトム・ハート前上院議員は、「障害者に構想段階から加わってもらうことが大事」と、主張しています。

 

学校から「車いすの生徒の為に、校舎の改修工事に膨大な費用がかかる」と、苦情を受けたという経験から、「設備にお金をかければ良いわけでない。当事者の話を聞けば、簡単な方法が最良の解決になることもある」と述べています。

 

上記の問題、息子の通う中学校でも、同じようなことが問題になりました。エレベーターは、数百万単位の費用がかかるので、現実問題、設置はできませんでした。なので、親御さんとの話し合いで、昇降機のレンタル、スロープの設置、段差を無くすブロックなどで、校内環境を整えました。

 

学校ならば、まずは、本人や親から、「どうすれば、一緒に生活し、学べるのか」を、聴き取り、それを出来るところから少しずつ進めていくことで、合理的配慮がなされるのではないでしょうか。

 

小中学校の支援級の先生、交流級の先生には、まず「親の意見を、聞き取る力」を付けて欲しいものです。

 

【今日のいいとこ探し】

 

ガイドヘルパーさんと、電車フェスティバルに出かけた息子。大好きな妖怪ウォッチのふぶき姫と電車のコラボ写真を撮ってきました。なかなか素敵な構図です。

 

 

来月にある親の会の作品展で、このシリーズを、パネルに入れて出品しようと思います。

 

追伸

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