「別れ」・「死別」を、理解する息子 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、雨が降らないはずが、朝一雨が降ってきて、洗濯物を濡らしてしまいました。ショックです。


ご近所のお庭で、ビワがいい色に色づいていました。でも、色がつくと、すぐ鳥に食べられてしまうんですよね。


びわ


学校からの連絡帳に、こんなことが書いてありました。


クラスの子が、一人、急に転校することになりました。先生から、「○○さんが、お引越しをするので、お別れです」と、説明があったそうです。


それを聞いた息子が、号泣。「気持ちを落ち着けてきます」といって、図書室へクルーダウンしに行って、10分ほどで帰ってきたそうです。金曜日に、そのクラスメイトへの「お別れ」の色紙を書くことになり、それで、納得したとのことでした。


先生の転勤や、人と会えなくなることを、息子は、「卒業します」という言葉で表していました。2か月ほどの短い間でしたが、息子には、その子が、かけがえのないクラスメイトだったのでしょう。息子は、「お別れ」を、理解したことが、わかりました。


あと、「死別」。「死んでしまうと、あえなくなる」ことも、理解しています。息子の大好きなテレビの「鉄腕DASH」という番組があるのですが、その中に、農業指導の三瓶さんというおじいさんが出ていました。長く続いた番組ですから、その途中で病気でお亡くなりになりました。


その時も、息子は号泣しました。いまでも、「鉄腕DASH」を見ながら、昔の映像が出るたびに、「三瓶さんに会えないんだよね。悲しい気持ちだ」と、つぶやきます。尊敬して、とても大事な人だったことが、伝わってきます。


息子を可愛がってくれた、親戚のおじさんが、亡くなった時もそうでした。「死んでしまう」と、もう会えないと、息子は理解しています。そして、おじさんにもらった電車のビデオを観る時は、叔父さんのことを思い出すようです。


父や母が死んでも、きっと息子は、時々思い出してくれることでしょう。自閉症の人は、自分中心に物事を考えるので、人との関係が薄いと言われていますが、そんな訳ではなさそうです。


息子は、情にあつい自閉症のようです。自分の心の痛みが分かる子に育ってよかったです。


【今日のいいとこ探し】


このところタブレット端末の調子が、あまりよくありません。動画を見ていたら、突然、充電が「0」になってしました。


怒って、何もせず投げ出して、「このタブレット、もう駄目だ。お父さんに、買ってもらおう」と、簡単に言うではありませんか。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ


「タブレットは、3万円するので、そんな簡単に買えません」と、声をかけたら、「じゃあ、修理しないとダメだ・・・」と言って、充電しなおして、画面を押してみたりと、直す作業をいろいろ試しはじめました。


お金の価値がわかってきた事を、実感できる出来事でした。






追伸

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