自閉症の子の指さしの間違い | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、息子は、おばあちゃんの家へ、電車で1人旅。娘と私は、ディズニーの映画「ズートピア」を、見に行きました。


子供向けと思ってみましたが、とても良かったです。どんな動物の「夢でもかなう」理想の街が、ズートピアです。


肉食動物と、草食動物、大きなゾウや小さいなトガリネズミ、平等なように見えて、色々違う。でも、その多様性を、受け入れて巨大な都市は、動いているのです。


得意なことで、自分の居場所を見つける。気の合う、信頼できる仲間を見つける。とっても、素敵な物語でした。自閉症やその他の障害のある人に、置き換えて見てしまいました。


夕方、娘と息子がケンカをしていました。買ってきたゲームの攻略本のことです。


原因は、息子の指さしです。こんな感じです。息子が、指さししたいのは、「カービィ」でなく、その下のタコのような「フロッツォ」なのです。


指さし


すなわち、指さして見てほしい物の上に、指を置いてしまう、間違った指さしをするので、娘には、肝心な物が見えないのです。


自閉症の子は、自分を中心に考えるので、自分の知りたい対象の上に指を置いてしまうのです。これでは、「見えない」と、娘とケンカになるわけです (>_<)


自分が分かっているから、「相手もわかるはず」と、思い込んでいるんですね。これは、自閉症スペクトラムの子の間違った認識でよくあるようです。


他にも、電話で自分の見ているテレビの話を突然するとか、電車の話もそうですね。自分が好きだから、相手も興味をもってくれると思って、マニアックな話をずっとするんですね。

指さしの件は、息子には、指さしは、「爪の先を、見てほしいものの下に置く」と、教えました。


間違った認識、一般とズレた認識を、丁寧に修正していくことが大事ですね。


【今日のいいとこ探し】


おこずかいが入って、ゲームの攻略本を買いに行きたい息子。でも、母に、本屋に連れて行って欲しいと言えないのです。


「歩いていけばいいじゃん」という娘に、息子は、「悪い人が出るかも・・」、「歩くと、疲れちゃうよ」と言って、母に「車で連れていってほしい」と、言わず、ずっと1人でぼやいています。直接、頼めないんですね。


練習と思い、本人が言ってくるまで、待っていました。すると、見かねた娘が、「お母さん、お兄ちゃん本屋さんに行って攻略本を買いたいんだって、車で行ってあげて・・・」と、代弁していました。


困っている息子を見かねて、助け舟を出した娘です。やさしいですね。



追伸

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