LADです。熊本地震の被災地のみなさん、余震もあり、先が見えない避難でたいへんなことと思います。自閉症スペクトラムの子たち、それを支えるご家族の方も、たいへんだと思います。
以下の日本自閉症協会のホームページから、「自閉症の人たちのために防災・支援ハンドブック」が、ダウンロードできます。携帯版もあります。「ご本人・家族」向けと「支援者」向けの2種類があります。
http://www.autism.or.jp/bousai/index.htm
避難所での生活や、子どもの状態の伝え方、防災の様々な情報が載っています。
《本人家族版》 絵やイラストで、災害のことを分かりやすく説明してあり、幼児期・青年期など、生活ステージ別の心のケアのしかたの例が載っています。
また、東日本大震災を踏まえて、実際、自閉症のいる家庭が、どんな問題に直面したかが具体的に書いてあります。とても参考になります。
例)食べ物にこだわりがあり、食糧確保が難しかった。学校の体育館での避難は無理でした。欲しい支援としては、食料確保や買い物の時に、ボランティアさんが居てくれればよかった等です。
《支援者版》 自閉症の人の特性をわかりやすく、説明。本人、家族にどういう支援をすればいいのかが具体的に書いてあります。
実際に自閉症の人を支援した方の「現場のQ&A」が、とても参考になります。
例1)オウム返しで、何が欲しいのかわからない→実物を見せて選んでもらう。
例2)同じことを何度も聞いてくる→不安からくるのかもしれないので、出来るだけ聞いてあげる。自分の言ってほしい返事があるかもしれないので、同じ質問を自閉症の人にしてみると、言ってほしい答えがわかる時があるなどです。
何も頼るものが無い中、これが見れたらとても心強いと思います。防災の観点からも、一度皆さんも、親子で確認してみるといいですね。
私の所属する親の会では、市の防災課へ、サンプルを持っていって、この「自閉症のひとたちのための防災・支援ハンドブック」が、ダウンロードできる、携帯・スマフォから見れることをお伝えしてあります。
【今日のいいとこ探し】
玄関横のプランターチューリップ満開です。その中に、オレンジ色のチューリップがあることに、息子が気がつきました。今まで見たことのない色です。ちょっとした変化に、よく気がつきます。
追伸
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