普通級でがんばる発達障害の子の進路選択 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、最高気温22度と、暖かったですね。いいお天気だったので、夕焼けがきれいでした。


夕日


診断が出ているけれども、普通級でがんばっている子のお母さんから、高校の進路についての相談がありました。


親としては、中学校の早いうちに、進路を決めて、勉強を頑張って欲しい。理系、文系などの自分の得意なところを理解したうえで、特性に合う学校を選んでほしいと思っていいる。


しかし、子供は、勉強をやりたがらず、親の意見を、受け入れようとしないというのです。


本人が、見通しを立てることは、発達障害の子には、難しいということを忘れてはいけません。


なので、親、もしくは、親以外の大人(塾の先生など)が、具体的にイメージを持ちやすいように説明して、資料を提供したり、学校見学にさそったり、文化祭に連れて行ってみるなど、フォローが必要ですね。


但し、最後には、子どもが納得した高校を受験をさせることが、大事になります。そうでないと、本人の「やる気スイッチ」は、入らないのです。


息子と同級生のお母さん達も、悩んでいました。自分の学力の伴わない高望みの高校を選んでいたり、理系の○○科に行くと、大学まで決めてしまっていたり、親としては、「それでがんばれ」と言えない本人の希望でした。


お子さんそれぞれですが、実際には、本人の気持ちを尊重しつつ、実際の子どもの学力を再認識させて、進路を決めていました。


目標が明確なお子さんは、お子さんのやる気を信じて、専門職の濃い、進路を選んでいました。好きなことには、過集中になるくらい夢中になって勉強ができるものです。


あとは、子どもが受験に集中できるように、親が、環境や身の回りのことを、コンシェルジュの様に、フォローしたそうです。発達障害の子は、一つのことに、集中していると、周りが見えなくなるので、親の出来る支援ですね。


子どもが、新しい環境になれるのは、たいへんだと思います。


障害があるから、こうして欲しいというお願いする仕方もありますが、それよりは、自分の家の息子は、これこれこういう特性があります。中学では、こういう支援を受けていましたと、具体的にどうして欲しいか話し合いをもつといいですね。


親は、学校と協力して子どもを支援していきたいと思っているので、情報共有しましょうという、意思表示を早めにすることが大事になると思います。


春は、変化の季節なので、親子ともども、ドキドキしますね。


【今日のいいとこ探し】


息子と、通学練習で、乗換駅で待ち合わせたのですが、母が、待ち合わせの場所(車両番号)を間違ってしまったら、すかさず、電話がかかって来て、「自分は、○○号車の前にいるけど、お母さんは、どこにいますか」と、聞かれました。


困ったら、即、連絡。自分の居場所をいって、母を探せるなんて、びっくりです。でも、これで、困った時にも母の指示を仰げることが分かりました。安心です。




追伸

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