障害のある子の為の通信制高校 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。子どもたちに言われて、リビングに「こたつ布団」を出しました。まだ、コンセントは繋いでいないのですが、あると暖かくてもぐりこんでしまいます。


早速、このブログを書く前に、母が、「うたた寝」してしまいました。「こたつの魔物」、恐るべしです。


わが家では、リビングのコタツで、深夜まで寝てしまう事象のことを、「こたつには、魔物が住んでいる」と、いっています。


コタツ

今日は、障害のある子(と言っても年齢制限無し)に、手厚く支援をしてくれる通信制の高校(サポート校)の説明会に行ってきました。 ※以下、長文です。


生徒は、必ず1人1人をアセスメントしてから、入学になるそうです。WISC-ⅣやKABC-Ⅱをとります。


将来のどういう自分になりたいかを確認して入学してもらうそうです。親、子ども双方が自分の障害のことを理解して居るのが前提です。わが家の場合は、本人に障害告知をしていないので、ちょっと難しいのかもしれません。


本人の得意なことを伸ばして、就労に結び付けることを基本コンセプトにしているようです。経営を行う母体は、放課後デイサービス等を行なう大きい福祉団体です、なので、将来的な就労にも強いそうです。


IQでいえば、IQ70代のお子さんは、高卒資格を取るのが、難しいと言われました。ただ本人に学ぶ意思があり、特に将来的に職業に結び付けられそうな特技あれば、3年間で、そこを伸ばしプロデュースして、就職へ結びつける体制があるそうです。


卒業生には、織物工芸士、ゲームの背景デザイナー、お菓子デコ作家さんなど、様々な分野で活躍している方がいるそうです。高卒資格があることで、一般企業就労の幅も広がるそうです。


乗り換えがありますが、家から30分ほどで行けるので、通学圏内です。高校卒の資格が取れて、週4日の通学とネットコーチング(インターネットで授業、週1回登校相談)の2コースに分かれています。


それぞれのコースによって、授業料も違います。授業料は、本校分学費、初年度約50万円(入学金10万円含む)、サポート校分(特別支援サポート代を含む)で約65万円です。合計115万円がかかる計算です。これは、すべて込みの金額だそうです。かなりのお値段ですね。


でも、内容を聞くと、それだけかかるのに、納得です。1人1台パソコンがあり、個別ブースで午前中は、自分の履修した教科のパソコン授業を受け、その課題レポート(理解テスト)を提出、午後は、成果物を作る授業です。放課後は、フリーで、友だちと話したり、先生に相談する時間があるそうです。


3年間で、高校卒業に必要な75単位がとれるように、1人1人、障害特性に合わせて支援計画を立てるので、無理なく学校生活がおくれるのだそうです。


10人のクラスに、担任1名(メールで随時連絡がとれる)、支援員1名(学童やデイサービス経験者)、大学生補助員2名がつくそうです。


また臨床心理士や特別福祉士など、非常勤で支援してくれるそうです。別料金になりますが、必要なら言語療法士や作業療法士も、派遣できるそうです。


逆に、特別支援サポートは、全くいらない、勉強さえパソコン・タブレット、スマフォなどのネット授業を受けて、自分で課題レポート提出が出来るなら、学費が約70万円からで済みます。


その子に必要なら、手厚く。支援が少なくても出来る子なら、自分の力と、親や外部の療育機関と協力して高校生活をおくることが出来る学校ですね。


課題レポート(確認テスト)も、1単元終わったら10問の質問に3問合っていれば、履修完了になるなど、無理なく高校卒資格が取れるようなっています。


また、成績が、課題レポートの結果だけでなく、成果物での絶対評価をされます。成果物とは、自分作った作品のことで、人によっては、ノート、ブログ、プレゼンテーション、コンクール応募、作品なら、絵や写真、刺繍や編み物などでもいいようです。テストの点だけでないのは、いいですね。


息子には、授業内容が難し過ぎる気がします。でも学校としては、とても魅力のある学校ですね。障害を理解したうえで、社会へ送り出そうとしてくれる高校だと思いました。こんどは、親の会で、説明会をひらてもらいたいと依頼をしてきました。


自閉症や発達障害の子の進路が増えたのは、うれしいですね。


【クスッと、コーナー】


リビングのこたつ、早く出してほしかったのか、子ども達は、机周りを自分たちで片付けて、リビングまで、「こたつ布団」を運んできました。


何回言っても掃除しないのに、「こたつ布団」を出してほしいと思ったら即行動できるんですね。本人のモチベーションは、大事ですね。



追伸

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