自閉症の子のいじめの構図 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日、息子の中学校で、アサガオを見つけました。秋と言うのにびっくりです。調べたら、西洋アサガオという品種で、夏だけでなく、長い間、花をつけるようです。


西洋アサガオ


小学校の普通級に在籍している自閉症の子のお母さんから、相談がありました。


息子さんが、夏休み前から、クラスの中でいじめにあっているというのです。担任の先生がまだ若く、クラス運営の経験も浅く、その上、発達障害の特性もよく理解していないそうです。


クラスの中で、何が起こっているかというと、まずは、元気がよく、教室を勝手に出ていってしまうお子さんがいるそうです。その子は、衝動性が強く、気に入らないとそのお母さんの息子さんに、暴言と共に、物を投げてくるそうです。ランドセルや、辞書が、体に当たって痣が出来たこともあるそうです。


このお子さんの場合、衝動性の高さや、ためらいのない暴力的な行動から、加害者側に発達障害の可能性もあります。なかなか、話し合いや、ただ叱るだけでは、解決が難しいと思います。


また、クラス全体から、「バイキンがつく」等と言われて、暴言を吐かれたり、無視されているそうです。お母さんの話だと、最初は、暴力的ないじめっこグループ数人からの、ちょっかいだったものが、いつの間にか、今まで仲良くしてくれていた子までが、無視をするようになって、お子さんが、傷ついているそうです。


これは、クラスの中で、力の強いボス格の子を頂点に、力関係のピラミッドができあがっているのです。ボスの子の取りまき、その子達の下に、クラスの子ども達が入っていきます。


そこで何が起きるかと言うと、上からのストレスを受けて、精神的に厳しい底辺の子達は、自分たちが一番下ではなく、さらに下がいると思わないと、ストレスでつぶされてしまうのです。


なので、障害の診断の出ている子、支援級から交流に来ている子、おとなしくて反撃して来ない子が、ストレスのはけ口にされてしまうのです。


底辺の子が、自分の身を守るために、スペシャルニーズな子達が、生贄にされてしまうのです。学級崩壊の悲しい現実です。


そのお母さんには、まず担任に相談して、それで無理なら、学校の中のコーディネーターを頼るよう言いました。「いじめは、絶対いけないことだ」という授業や、個性は色々あっていいなどインクルーシブの話を道徳などでいれてもらい、いじめの中心の子を、クラスの中で、孤立させていくことが必要ですね。味方を増やす作戦です。


学校側には、自分のうちの子の支援だけでなく、加害者側の子にも、支援、理解が必要旨を話すと、すこし状況が変わってくると思います。


相談者のお子さんが、一日も早く、落ち着いて学校生活がおくれるといいと思います。


【今日のいいとこ探し】


夕飯に、以前から、息子の食べたがっていた土鍋の「まつたけご飯」を作りました。


「すごくおいしい、ありがとう」と、めちゃくちゃ、息子に喜んでもらえたのですが、トップバリューの398円のまつたけご飯の素です ( ´艸`)


値段でなく、食べたいものを食べるというのでが、大事なんでしょうね。



追伸

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