おばあちゃんに、お手伝いを申し出る息子 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝からすごい雨でしたね。実家で、雨音で目が覚めました。今日から、お盆の入り、仏壇前に祭壇ができました。


お盆の飾り2

上の笹にかける農作物を畑や山に採りにいきました。栗、柿、みかん、シソ、みょうがにサトイモ、10種類以上を採ってきました。それを息子が、手伝って、笹にかけてくれました。


さらに、おばあちゃんに「僕が、手伝う仕事はありませんか?」と聞いて、お手伝いを申し出ていました。これは、お手伝いをしたら、パソコンでゲームをしていいと言ってあったからです。


おばあちゃんに、ソラマメの種とりを頼まれて、始めたのですが、虫が居たりカビていたり、息子の苦手な事ばかりありました。途中で、「お母さん、たいへんでもう出来ない・・」と、ヘルプが出ました。


「頼まれた仕事は、汚くても、苦手でも、きちっと最後までやらないとダメです」という話をしました。息子には、カラカラに真っ黒くなったソラマメのカラから、カチカチの茶色い豆をなぜ取り出すのか、意味が解っていなかったようです。


なので、「この黒いソラマメは、畑で、枯れて黒くなるまで植えてありました。この中の茶色い豆は、来年の種まき用です。じいちゃんが、今年の冬に種をまくと来年の春にソラマメが畑で採れます。大事な種です」と、言ったところ、納得してくれて、それからは、一生懸命に種取してくれました。


「ゴザの山盛りのソラマメが無くなったら、お終い。ゲームしていいよ。あと、種になる合格のお豆は、こんな豆」と選別の見本を見せました。


「終り」と、「お手本」があり、「報酬がはっきりしている」、自閉症の子に仕事を教えるうえで、これは大事なことですね。


「仕事は、嫌な事でもやり遂げないといけない。それが責任である」と、分かってくれたようで、よかったです。


障害者就労で大事なのは、「休まず会社に来れる体力」と、「働いた対価にお給料が出ると分かっていること」だそうです。今回は、それを教えるいい機会でした。


【今日のいいとこ探し】


おじいちゃんが、孫の為に、本物の流しそうめん器を竹で作ってくれました。子ども達大喜びでした。


流しそうめん


薬味のネギをおばあちゃんが、探していたら、離れたテーブルまで取りに行って、渡してあげてました。優しい息子です。



追伸

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