LADです。以下長文です。
夜、テレビを見ていたら、風船を割る実験をやっていました。風船が割れるのが人一倍怖い息子は、すかさず「イヤーマフを下さい」と、ヘルプを出してきました。自分が嫌なものを回避するために、自分から、人にお願いできるって大事ですね。
息子が、寝室へ行ってから娘が、「お兄ちゃんの将来について聞きたい」と言ってきました。突然のことなので、びっくりです。自分の将来のことも考えたようですが、そこに、ふと「お兄ちゃんって???」と、疑問がわいたようです。
○お兄ちゃんは、障害があるように見えないけど、本当に障害なの?
→自閉症は、出来る事と出来ないことの差が大きい障害だと説明。一見しても、わからない。
→具体的には、記憶や絶対音感、運動能力などは、お母さんもお父さんもかなわない。でも、国語や理科などの勉強は、できない。また、親友を作ったり、友だちが泊まりに来るうようなことは無い。
○お兄ちゃんの将来は、これから、どんな学校へ行って、どんな仕事につくの?
→養護学校という、障害のある子だけが通う高校があり、そこで勉強する。ただし勉強だけでなく、将来仕事をするためにその実習もする。
→仕事は、まだ何につくか、わからない。娘のなりたい獣医や看護師さんの様な仕事には、つけない。お金を沢山もらう、仕事はできないかもしれない。
○お兄ちゃんは、結婚するの?好きな人は、出来るの?
→結婚は、1人ではできなくて、お互いに「結婚してもいいよ」と、言ってる人たちが結婚します。結婚して家庭を持つということは、ちゃんと働いて、お給料で、生活できないといけません。なので、お兄ちゃんは、結婚しないと思います。
→今も、体操のコーチのこと、大好きだけど、それは、恋。恋は、片思いでもいい。相手が、結婚してもいいと言わないので、結婚はしないと思う。
他にもいろいろ聞かれたのですが、あと、娘にどうしても伝えておきたくて言ったことが、以下です。
お兄ちゃんの将来のことは、お母さんとお父さんが生きているうちは、娘にお願いしないので、自分のやりたいことをやっていいよ。
お兄ちゃんは、1人では出来ないことが沢山あるので、将来も、お母さんやお父さんの力や、福祉の力を借ります。
娘も困った時は、お母さんやお父さんが助けます。お母さんお父さんも、年をとったら、介護ヘルパーさんに、家に来てもらって、介護という福祉の力を借ります。困っている人は、誰でも福祉の力を借りていいのです。なので、娘も、必要な時は、福祉の力を使ってください。
このところ、兄妹喧嘩が多いのですが、お兄ちゃんは、娘の事が嫌いになったのでなく、一人前になったと認めて、もう手加減しなくていいと判断したから、きつく言うのだと説明しました。事実、学校、放課後デイでは、暴言は吐きません。明らかに妹を意識しています。
ここまで、色々娘が考えていると思いませんでした。色々と息子のことを話せてよかったです。
【クスッと、コーナー】
ガイヘルさんとの外出の後、「お母さんいいもの、見せてあげる~」と、やってきた息子が見せてくれたのが、これです ( ゚ ▽ ゚ ;)
「これ覚えてる~」と、嬉しそうな息子。ただの数字で何のことやら、困ってしまいました。
「忘れちゃったの~、2014年5月26日月曜日、お母さんと僕で箱根に行くとき乗ったロマンスカーだよ」との答えでした。
1年前に乗ったロマンスカーも覚えてないですし、これがロマンスカーだとさえ、気がつきませんでした。目の付けどころが違う息子でした。
追伸
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