手伝いをしなくなる時・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、昨日とうって変わって冷え込みましたね。長野に住んでいる友人から初雪の便りが届きました。冬将軍の到来を感じました。


冬将軍と言えば、ふつう言葉だけのことなのですが、NHKの天気予報には、この時期、冬将軍というキャラクターがいます。最初に出た時は、凍りついた鎧武者姿に、「怖いよ~」と、半ベソだった息子が、今では、「秋ちゃんに代わって、冬将軍だよ、お母さん」と、教えてくれます。成長ですね。


先日でた勉強会の講師の先生は、「10歳になったら家事をやらせましょう」と、推奨する先生です。


10歳というのには、意味があり、体が大きくなって、台所や洗濯干しに背が届くようになり、物事もある程度理解して人の指示に従える年齢が、10歳だというのです。


障害があっても、家の中で、ちゃんと自分の役割分担があると、家族の役に立っているという自己肯定感もでますし、将来家を出る時にも役立ちますし、自分の役割をやり遂げるということは、仕事に繋がる大事なことだそうです。


息子も、10歳前から、いろいろお手伝いをしてもらって、今では、夕食後の食器洗い、夜の洗濯、トイレ掃除や、風呂掃除もしてくれています。家事が苦手な母は、とても助かっています。


勉強会の質問で、「最近こどもが、手伝いをしなくなってしまった。どうしてでしょう・・・」という、質問がありました。先生の答えは、「お母さん、最近、お子さんのお手伝いを評価していますか」と、逆に質問されていました。


親の方が、やってあたりまえになってしまって、「ありがとう。助かるは・・・」とか、「綺麗に出来てるね」など、子どものやった手伝いに関して正当な評価をしていないと、手伝いをしなくなってしまうそうです。


誰も、見ていないなら、やらなくてもいいかと大人でも思いますよね。私も、「最近、息子にお礼の声をかけていないなあ」と反省して、お手伝いをしてくれたあとには、見に行って、「ありがとう、助かる」と、言うようにしました。


褒められて、「うれしい、やってよかった」と、思う心が大切ですね。


【今日のいいとこ探し】


いつもは、電車か、飛行機か魚の絵しか描かない息子が、突然、富士山の絵を描いて持ってきてくれました。


1枚は、富士山の前を走る、新幹線。まあ、電車なんですが・・・・


自閉症スペクトラムの窓-富士山と新幹線


もう一枚は、「富嶽三十六景神奈川県沖浪裏、一億円で落札」と書いてありました。鷹の爪団のマネで、名画をオークションにかけたかったようです。名画と言えば「モナリザ」と言う話だったのですが、息子は、日本風に「富嶽三十六景」にしたようです。ちょっと、ひねりの入った素敵な作品です。


自閉症スペクトラムの窓-富士山神奈川沖浪裏(仮)


二枚とも、わざわざ母に見せに来てくれました。「共感」を求める力がついてきました。うれしいですね。




追伸

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