自閉症の感覚統合の話 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。最近息子がハマっているのが、海の魚や釣りの絵を描くことです。釣りの仕掛けの種類がちゃんとかいてあったり、魚がえさをとるところが解説付きで描いてあります。おもしろいですね。


自閉症スペクトラムの窓-魚釣りの絵   自閉症スペクトラムの窓-魚釣りの絵2


今日は、感覚統合の勉強会へ参加してきました。体験参加型だったので、楽しかったです。


「わかっちゃいるけど、出来ないよ」の訳。自閉症の子は、意識して出来るのは、1個だけだそうです。私たちの行動のほとんどが、無意識のうちに行われているそうです。


無意識で自動的にやっていることの中にも、意識しないと出来ない事が自閉症の子には、多くあります。そうすると、気持ちでわかっていても、行動出来ないということがおこってくるそうです。


今回の勉強会は、子どもの苦手さを疑似体験することで、子どもの大変さを知り、やさしく接することができるようになるそうです。また、支援のヒントも沢山ありました。


固有覚(こゆうかく)は、関節の角度や身体の動き、力の強さを調整するのですが、普段は意識されない感覚だそうです。でも、これがうまく働かないと傘がうまくさせなかったり、姿勢が悪くなったり、運動が出来ないそうです。


息子も風に向かって傘がさせません (>_<)


また、複数の筋肉をタイミングよく動かして、まとまった一つの運動をする協調運動も大事だそうです。でも、これも自閉症の子は、苦手だそうです。強調運動が特に大切なのが球技、縄跳び、鉄棒、自転車に乗るなどです。自閉症の子、苦手なものばかりですね。


他にも感覚調整の事や自己刺激の話がありました。最後に先生がおっしゃった支援で重要なことがいくつかあります。


●個性は、「消す」ものでなく、「生かす」もの。得意なことを伸ばすと、自信になる


●すべての子は、みずから発達する力をもっている


●能力ぎりぎりの生活は、苦しい。生きていくには、「手抜き」も必要


自閉症の子が、出来てないように見えても、実は、すごく努力してがんばってる事がよくわかりました。息子と接する時にも、今日の勉強会で学んだことを生かそうと思いました。


【今日のいいとこ探し】


おいしいところ取りしている息子を目撃しました。


学校の相談室へ行った帰り、体育の授業を受ける息子にあいました。ソフトボールの説明を先生からうけていたようです。


体育館で女子がバレーボールをしていたのですが、そこから、校庭へボールが転がり出てきました。


他の男子が座って真剣に説明を受けている中、息子がさくっと立ちあがりそのボールを拾い、自然に女子に投げ返しました。自由人な息子らしい行動です。


女の子にお礼を言われて、まんざらでないようでした。なんだか、爽やか好青年な息子を発見しました。


母は、ちょっとうれしくなりましたね (‐^▽^‐)









追伸

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