「共に生きる」ということ | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、午前中どんよりとしていたのですが、昼過ぎには28度の夏日になりましたね。


自閉症スペクトラムの窓-秋の空


今日は、勉強会で、成人されているお子さんをお持ちで、臨床心理士の資格のある方のお話を聞いてきました。『共に生きる』ということで、兄妹のこと、人との関わり方のことなど、いろいろ為になる、すぐに家で実践してみたいことを教わってきました。


会話の続かない息子より、口が達者な妹ととの関係で役に立ちそうです。これはと思った関わり方のポイントをいくつか挙げておきます。


○小さい声で、肯定的に、短い合図で、反応が出るまで待つ、必ず褒める

 →これって、わかっていますが、ついつい感情的になり、なかなか冷静に出来ませんね。


○人を意識する気持ちを育てる、『同じ』という概念をつくる


○兄妹児間で、呼び名がかわった時が、関係の変わった時。例)○○君→兄貴

 →これは、息子でも思い当たります。「ママ」から、「お母さん」に変えたり、自分を「○○ちゃん」と呼ばないで欲しいと言った時がありました。


○子どもと関わる時に、カリキュラムや順番にとらわれない。その子に、教え時がある


○本人をその気にさせて、やる気に水をささない


○最後は満足、よい経験で終われるようにする


○褒めることができない場面でも、その行動を承認する形で終われるのがベスト

 →「ダメじゃない」でなく、「そうしたかったんだね」


○子どもの脳は、興奮しやすい、最初の20分は、聞き役に回り落ち着かせましょう

 →子どもの話に区切りがついたら、間をとって、脳の切り替えを促して、話始めるといい


○弱い人は、自分を守るためにウソをついていい

 →ウソをつかなくていい時は、つかない


○苦しい時は、兄弟も、親にも、荷物(障害のある子)を、置いて自分の為だけに生きることを認める


まだまだ、色々あったのですが、なんだかすごく心に響いた勉強会でした。


【今日のいいとこ探し】


息子、初めて家から一人で、美容院へ行って髪を切ってきました。スケジュールを渡していたのですが、帰りの電車も約束通り、3本だけ見たら、ちゃんと帰ってきました(心配で、こっそり見に行ったので確認済みです)


自閉症スペクトラムの窓-散髪後の息子   自閉症スペクトラムの窓-床屋のスケジュール


髪形を自分で言ったり、耳カバーも自分でして、お金もきちっと払い、母にも携帯で電話して来れました。息子のすごい成長を感じました。また、美容院のスタッフの方にも感謝です。自立への第一歩ですね。 



追伸

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