社会性とコミュニケーションの育て方 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、いいお天気でしたね。花粉は、まだまだ飛んでいるようですが、晴天は気持ちがいいですね。春を告げる花、モクレンが蕾をいっぱいつけていました。


自閉症スペクトラムの窓-白モクレン   自閉症スペクトラムの窓-モクレン


今日は、忙しい一日で、朝から勉強会、帰りがけに中学校のジャージを受け取りに行き、夜は、卒業ボランティアの打ちあげで飲み会へ行っていました。毎日、バタバタです。


今日の勉強会のテーマは、「社会性とコミュニケーションの育て方」でした。

最初の話で興味深かったのが、発達を促すために教育に力を入れる事が、近年多くみられるが、自閉症の特性を理解しない教育は、成人・青年期になってから、脆弱性がでて、たいへんになるケースが多いそうです。


コミュニケーションの育て方として、コミュニケーションプレス(場面)を作ることが有効だそうです。わざと、以下のような場面を作って、自閉症の人の要求を引き出すそうです。


・必要なものを与えない → ○○がないよう


・行動の流れを阻害する → ○○が欲しかったのに・・


・不完全な指示をする → ○○が必要なのに!


・援助を遅らせる → ○○できないよ!


・間違ったものを渡す → ○○じゃないよ!


模倣が苦手な子には、『逆模倣』が効果的だそうです。逆模倣とは、自閉症の子どもの動作を、支援者がマネることです。これによって子どもの注意を、支援者に向けさせる事が出来て、本来の模倣へ繋がるそうです。


言葉がしゃべれても、意味がわからず使っている場合があります。子どもの様子をよく観察して、本当に子どもが理解できているか、子どもが気持ちの表出をきちっと出来ているかをチェックする必要があります。


あと、面白かったのは、定型発達者が自閉症児者に関わるときのポイントです。


1)音声処理に時間のかかる子がいるので、『待つこと』が必要。


2)文字どおりに具体的に話します。ほのめかしたり、曖昧な表現は避けます。


3)「皆知っているだろう」という仮定で、話をしない。


4)定型発達の人、自閉症の人、それぞれに異なるコミュニケーションスタイルがあることを理解する。


社会性とコミュニケーションは、すぐに身に付けられるものでなく、時間がかかるものですが、自閉症の特性をもとに小さい頃から積んでいけば、効果が出るということがよくわかりました。


【今日のいいとこ探し】


今日は、ガイヘルさんとお出かけの息子。母は、何も調べていないのに、「東京駅へ、E6系スーパーこまちを見に行きます」と言って、出かけて行きました。なかなか、素敵な写真が撮れました。


自閉症スペクトラムの窓-E6系スーパーこまち    自閉症スペクトラムの窓-E6系スーパーこまち2


今日がデビューの日だったので、東京駅はすごい人だったようです。でも、ガイヘルさんとお目当てのスーパーこまちが見れてご機嫌で帰ってきました。おまけに、新宿駅にもいって、ドラえもんのオブジェも見てきたそうです。


自分で余暇日の過ごし方を、決められる事は、すごいことです。



追伸

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