仕事のために習得すること | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。もう学校へ行くのは、今日を含めて3日です。息子の緊張というか、ストレスが上がって来ているのがわかります。


今日も、お別れ会の練習で校庭にいたのですが、「静かにしてください」と大声で連呼していて、言っている息子が一番うるさい状況でした ( ̄Д ̄;;


感情の沸点が低いので、卒業式も途中で、突然泣く、独り言が出るなど、予想できない状況が出てきそうです。なので、交流級、支援級、両方の先生に、何かあったら、無理をさせず退席して、支援級の教室で立て直し、クールダウンをお願いしました。


まあ、なるようにしかならないので、親的には、それもOKです。でも、先生の方が気にしそうなので、先手を打って、それでもいいとお願いしておきました。


桜も、卒業式にあわせて咲きそうです。蕾が黄緑色になり、ふっくら膨らんできました。

自閉症スペクトラムの窓-桜つぼみ2   自閉症スペクトラムの窓-桜つぼみ


今日は、夜、勉強会へ行きました。年度末最後なので、直接、先生に自分のうちの子どもの事が質問できました。


将来仕事につくために、「先生が必要と思うこと」は何か、という質問に、以下のような答えがありました。


・会社に休まず通える体力

 →1日30分のウォーキングなどで体力作りするのもいいそうです


・自分のやっていることを理解し、報告できる判断力があるか。

 →自分だけの判断で、自己流に解決策を見つけてやってしまうのは、NG。


・仕事中は、黙って作業ができる。しゃべれる人ほど、誤解を生みやすい。

 →独り語は、無い方がいい。「仕事中は黙っていましょう」と指示を出して練習する。


・気にいらない時に、切り替えのために独り言をいうのは、聞く態度がなっていないと誤解を受ける。

 →本人に気が付かせ、自分を外側から目線で見れる「もう一人の自分」を作れるかがポイント。


・イスに垂直に座って、両手が作業の為に使える姿勢を身に付ける

 →時間がかかるが、姿勢を整える


・仕事はやりたいことがやれるわけではないので、言われたことを精度を持ってやり遂げられる事が大切

 →障害者だからといって、適当でいい訳ではない。丁寧で、精度のある仕事を求められる。


・自分で体調管理ができる。具合が悪いことを、支援者に伝えられる。

 →朝、夕の1日2回、自分で体温を測って、記録するといい。普通の状態を認識しておくと、異常のある時に本人が気が付く。


すぐできるものもあれば、じっくり向き合わないといけないものもあります。とても、有意義な勉強会でした。


【今日のいいとこさがし】


夕飯を食べた丼の底に、渦巻模様があることを発見した息子。「お母さん、ぐるぐる回すと本当に目がまわるよ・・・」といって、見せてくれました。


自閉症スペクトラムの窓-回る丼

自分が面白いと思ったことを母と共有したかったんですね。人と思いを共有したいと思うなんて、すごいです v(^-^)v



追伸

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