カレンダー作りの変遷 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、朝から寒かったですね。空気が澄んでいて、いいお天気でした。


夕方、療育へ行く途中の車の中で息子が突然「オーロラみたいだ!」と叫びました。写真ではよくわからないと思いますが、確かに雲の間からの光が、オーロラの揺らぎを思わせました。


自閉症スペクトラムの窓-雲オーロラ


今日の療育では、来年のカレンダーを手作りしました。毎年やる課題なので、今年で6枚目なのですが、数年前までは乗り気でない課題でした。


先生が用意した日にちだけ書いてある紙に、好きな写真を貼りこんで「世界に1枚だけのカレンダーを作る」という課題ですが、1年生の頃は、まずカレンダーが読めないので興味がありませんでした。


そして、貼る写真やシールも息子の好きな電車やアンパンマンなどはなく、まったく貼ることさえもしなかったのです。先生が、それを無理やり気にいらないシールを貼らせたものだから、まったく興味も示さず、ゴミ箱行きでした。


2年目は、「カレンダー作らない」と言われたので、去年の様子を話して「無理に参加させないでください」とお願いをしました。やはり、ほぼ空白のカレンダーでした。電車のシールを用意してくれたのですが、それはトーマスで、息子的には「トーマスは、電車でない」ので、ダメでした。


3年目は、先生も考えてくれて、新幹線や特急の写真を用意してくれていました。でも、通勤電車の好きな息子には、物足りなかったようです。


4年目の2010年は、先生もだいぶ息子や、他の電車好きな子の趣味もわかり、かなり種類が増えていました。そこで作ったのが、このカレンダーです。でも、まだまっすく貼れなくて、バラバラに貼っていますね。


自閉症スペクトラムの窓-カレンダー2010


今年は、大好きな小田急線の写真をたっぷり使い、乗り入れしている「東京メトロ」の電車も描き足しで、とても素敵に出来上がりました。毎年、繰り返すことで、完成度が上がりましたね。今では、ちゃんとカレンダーも読めるので、自分の部屋に貼るそうです。


自閉症スペクトラムの窓-カレンダー


毎年同じ課題をすることで、息子の成長が見えます。今出来なかったり、興味がないことでも、少しづつ成長に合わせて出来ようになるものですね。


明日は、遠足で国会議事堂に行くので、学校に6:50集合です。母が寝坊しないようにしないといけないですね。


【今日のいいこと探し】


テレビを見ながら、さかな図鑑で調べ物をしていた息子。調べたい貝が出ていなかったら「お母さん、さかな図鑑に出てないので、海の生き物図鑑を買ってください」と頼まれました。息子から、本を買ってくださいと頼まれたのは、初めてです。


お正月にお年玉と一緒にプレゼントしようと思いました。「調べたいので図鑑が欲しい」なんてことを言われる日が来ると思いませんでした。嬉しいです・・・・о(ж>▽<)y ☆