『恥ずかしい』は、社会性。 | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日は、昼間ずいぶん涼しくなりました。すっかり秋の気候ですね。玄関横のプチトマトのプランターを整理しました。今年最後のプチトマトでした。例年に比べると収穫量が少なかった気がします。オクラとピーマンは、もう少し収穫がありそうです。


自閉症スペクトラムの窓-最終トマト    自閉症スペクトラムの窓-オクラ


昨日の勉強会で、最後に講師の先生に質問ができるのですが、そこで、『恥ずかしい』という気持ちを持てるのは、かなり高度な社会性であると言われました。


AKB48の高橋みなみさんファンの息子に、誕生日に「AKB48」のDVDを送ったところ、見ないでしまわれてしまいました、なんだ、興味がなかったのかとがっかりしていたら、なんと、母が出かけていて、一人で留守番をしている時に見ているようなのです。


親の目を気に出来るって、『恥ずかしい』という、気持ちが芽生えたからなんですね。でも、本人は、その行為を、『恥ずかしい』とは思っていないと思います。


なぜなら、息子の『恥ずかしい』は、服を脱ぐこと、なので、上半身裸の主人に『恥ずかしい。エッチ』とさけび、へそ出しのお姉さんも『恥ずかしい』で、オリンピックが始まるまで、競泳選手もプロレスラーも『恥ずかしい』でした。


『恥ずかしい』という言葉は、自分の気持ちでなく、裸でいるという行為に付けられた「名称」でしかないんですね。なので、こっそり、DVDを見ることは『恥ずかしい』と理解する事は、できないと思います。


でも、親のいないところでDVDを見るということは、自分以外の周りの人の目を気にするという社会性の表れなんだそうです。これは、息子が、12年間、様々な経験を積んで、身につけた社会性だそうです。


「自閉症の人の苦手とする社会性を身につけて、息子さんは、すごく成長しましたね。」と、尊敬するT先生から言われてとてもうれしかったです。社会性が伸びると、もっともっと生きやすくなって行くでしょう。


【今日のいいとこ探し】


ガイヘルさんと引退する「E1系」の新幹線を見に東京駅に行きました。帰って来たら「お母さん、見て見てすごい写真撮れた!!」、話しかけてきました。自分の喜びを母にも共感して欲しかったようです。母が見ると、どこがすごいか、わからない写真です・・・・・


フェンス越しに、「こまち」と「はやぶさ」が連結しているところです


自閉症スペクトラムの窓-こまち&はやぶさ

前から見たかった、ドラえもんバスの青です。電車の車窓からですが、これでコンプリート完了だそうです。
自閉症スペクトラムの窓-ドラえもんバス