自分本位の地図説明!! | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。玄関横の家庭菜園のプチトマト、色づき始めました。娘がとりたくて、とりたくて、学校から帰ってくるたびに「取っていい?」と聞くのですが、もう2,3日かかりそうです。


自閉症スペクトラムの窓-プチトマト6


あと、アブラムシがついてしまった、オクラですが、テントウムシの幼虫が孵化しました。幼虫がいるところの葉は、ほぼアブラムシがいなくなりました。すごい、威力です。


自閉症スペクトラムの窓-テントウムシの幼虫


気を良くして、テントウムシの幼虫をアブラムシのいっぱいいる葉に移したら、そこは、アリのアブラムシ牧場で、アリに、テントウムシの幼虫がやっつけられて、葉から落とされてしまいました。まずは、アリの駆除をもう少し頑張らないとアブラムシ退治は、終わらないそうです。


今日は、月1回の個別療育へ行ってきました。そこで地図を見ながら、担当の先生に家から学校までを口頭で説明するという課題が出ました。


息子の自分本位の地図説明は、すごかったようです。担当の先生が「自閉症らしい間違えをしてくれました」と言っていました。


まず、「家から出て右!」と言ったそうですが、それは、地図を見ている自分から見て右なので、実際家から出るときは、左に曲がらないといけません。


その後、「道をまっすぐ行って、×で左に曲がる」といったそうですが、×は、地図に書いてある目印なので、先生には、どこだか分りません。本当は、「病院のところで左に曲がります」などど、目標物を言って説明する必要があるそうです。


自分の見えている物は、他人にも見えていると思い込んで、話を進める息子。自閉症の子が、地図を見て説明をするのは、とても難しいとわかりました。自分本位の地図説明では、目的地にたどりつけませんね。


実際のわが家までの地図を書いてもらったところ、電車の線路と家の位置関係はきっちりしていました。さすが電車好き。


自分で歩く道はよくわかっているようですが、車に乗って、歩いて通らない道は、頭に入っていないようです。自閉症の子は、実体験からしか学ぶ事が出来ないのが、よくわかりました。


もう少し、地図の件は、じっくり取り組もうと思いました。


【今日のいいとこ探し】


夜、母がリビングを片付けていたら、「お客さん?」と息子が聞いてきたので、「そう」と答えたら、プラレールなどのおもちゃを自分の部屋に片付けてくれました。