やっぱり分かっていなかった・・・・ | 自閉症スペクトラムの窓

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~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日も、いいお天気でしたね。自転車で出かけましたが、夜になってちょっと股関節に痛みが出てしまいました。あまり、自転車は、足によくないのかもしれません。明日からは、歩きます。


今朝のショックな出来事。


『やっぱり分かっていなかった・・・・』


ことの発端は、テレビを見ながらの兄妹げんか。娘が見ていたケロロ軍曹の録画を、どうしても見たくなかった息子がいきなり「こんなテレビ見たくない」と言って、いきなりチャンネルを替えてしまいました。


「仲よくテレビ見れないなら、録画は全部消しちゃうぞ」と主人が言ったら、「ごめんなさい。もうしません」と息子が平謝りしてきました。


でも、前から何回注意しても、妹とテレビの事で、自分が見たくない番組を妹が見ていると、今日と同じような喧嘩になりました。その理由が、今日わかりました。


『仲よくテレビを見る』。この意味が、息子は、分かっていなかったのです。


「もうしません」とは、「何をしないのか」と主人が訊ねたところ、全然違うことを話し始めて、はぐらかそうとしました。


「何をしては、いけないのか」「どういうとこと」が「仲よくする」事なのか、1つ1つ確認して、約束をさせました。


・自分の見る番でない時は、見たくなくても勝手に番組を替えない

・妹をけったり、ぶったりしない

・悪口を言わない

・自分ひとりのテレビではないので、一人占めしない等です。


ただ、妹の時間と、頭でわかっていても、口を出してしまうこともあるようです。見てわかる視覚支援をということで、テレビの横に、今は誰のテレビを見る時間か、それがいつまでかというのが一目でわかるボードを作りました。


視覚化する事で、いま誰が優先的にテレビを見れるのかを、理解してもらおうと思います。


自閉症スペクトラムの窓-テレビ見る人  自閉症スペクトラムの窓-テレビを見る人2


上の白いボードにフックがついて 名前のカードをかけられます。下には、それぞれの名前の書いたカードとホワイトボードペンが入っています。テレビを見るにあったっての工夫でした。喧嘩が減って、うまくいくといいのですが・・・


【今日のいいとこ探し】


自転車で出かけようとしていたら、息子が「おかあさん、股関節痛いたくない?」「自転車乗って、大丈夫?」と聞いてくれました。やさしい息子です。