金環日食 | 自閉症スペクトラムの窓

自閉症スペクトラムの窓

~そのままの君と~  自閉症の息子と、家族の日々を綴って・・・

父と母、兄と妹の家族4人の生活は、山あり谷あり、時に綱渡りな状況です。

笑いあり、困ることあり、ハプニング多々あり。

たいへんなことも多いけど、どうせなら笑顔で過ごせたらと思っています。

LADです。今日の金環日食は、朝、雨が降っていて、見れるかどうか心配でしたが、なんとか雲の間から見れました。


知り合いの方の写真をお借りしました。日食グラス越しでは、きいれいに写らず、そのまま撮ったそうです。きれいに、リングになっていますね。太陽が見えていたのは、10分あまり、いい時間帯に晴れてくれました。


自閉症スペクトラムの窓-金環日食2


息子と、娘は対照的でした。


娘は、朝の6時前から、「雨が降ってるから、金環日食が見れない」と泣きながら、起きてきて、「まだ、1時間半あるから、大丈夫だよ。晴れるから・・」と、慰めるのにたいへんでした。


気合の入れ方が違って、昨日から、テルテル坊主を作って、晴れを祈り、見るのを楽しみにしていました。ちょっと顔が怖いテルテル坊主です。本人曰く、「横向きに吊るしちゃったから、曇りになったんだ」そうです(笑)洗濯干しの洗濯バサミに吊るしてしまったことの方が、問題な気がします・・・・


自閉症スペクトラムの窓-てるてる坊主


娘は、日食を見て、大興奮でした。貴重な経験になったことでしょう。


息子は、あまり興味がなさそうで、朝ご飯を食べて、教育番組を見ていて、外へ出る気がありませんでした。でも、「見えるよ」との声に、一緒に外へでました。日食グラスを手に空を見上げて、なんとなく見ているのですが、上の空。


見えてない物に、集中するのは無理ですね。でも、その息子にスイッチが入ったのが、7:30近く。突然カウントダウンを始めて、「金環日食まで、30.29.28・・・・」とテンションが最高潮に。


金環日食の瞬間、リングが出来たのを確認して、「終わったから、家に入るね」と、あっさり、家に引っ込んでしまいました。日食観察自体はどうでもよく、金環日食を見たかっただけのようでした。


その後が、大変でした。日食観察の為に、20分遅れで登校班が集合なのですが、いつもの時間に家を出たくてしょうがない息子。学校へ行っても、いつもと違う時間なので、不安だったようです。他の支援級の子も行き渋りをしたり、落ち着かなかったようです。


みんなには、楽しいイベントでも、自閉症の子には、いつもと違うスケジュールで動かなくてはいけない不安な日になってしまったようです。


【今日のいいとこ探し】


母のお友達がくるので、「リビングを片付けて欲しい」といったら、朝、学校へ行く前に2階の自分の部屋にプラレールと紙電をもっていってくれました。


帰ってきて、すぐに全部を自分の部屋からリビングへ持ってきたのには、困りました・・・・